今になって『五等分の花嫁』にどハマり中です。
現在、漫画3周目終盤、アニメ版2周目終盤で、
初見からひと月あまりですが、ずっと周回しています。
完読した直後から読み返したことは人生初めてで、
しかも、3回目とは自分でも驚きです。
タイトルからは、昔の恋愛アドベンチャーゲーム、
恋愛シミュレーションゲームのようなものだろうという印象で、
5人の花嫁候補がいて、主人公がモテて…、
そんな話だろうと思っていました。
その通りといえばその通りなのですが、
私の価値観を動かす作品に出会えたと思っています。
ヒロインは五つ子たち。
その設定から、花嫁が五つ子の誰なのかが最大のテーマとなります。
作中では繰り返し未来の結婚式のシーンが挿入され、
ヒロインの花嫁姿も描かれますが、
顔が同じなので、誰だかわからないという趣向。
勉強ができない一卵性五つ子姉妹を関わるのが主人公で、
彼女らを卒業させる家庭教師となります。
2回目を読むことにしたのは、作家の春場ねぎさんがゴールを決めて、
描き始めているのかを確認したかったから。
間違いなく、ゴールは決まっていて、
そして、それを隠そうとしている、
ミスリードしようとしていることはわかりました。
その上で、極小のヒントが置いてあることも。
そして、小6の時の記憶との関係の確認ですね。
読むたびに発見があるのが面白く、
主人公のバイト先のケーキ屋店主は向かいのパン屋を敵視し、
「糞パン屋」呼ばわりしていますが、
しばらくすると、どうもそのパン屋の女性店主と付き合い始めたっぽい。
高校3年の学園祭で小火がありますが、
その火元らしき台詞の存在にも気付きました。
ここでの台詞、このコマはあの時のものをなぞったものなのか、
あのコマが設けられている意味はこれなのか、
そんな気づきがずっとあって、その確認にまた読み返すことになります。
それに、五つ子はヘアスタイル、身につけているものなど以外でも、
描き分けを徹底していることにも気付かされます。
最も驚いたのは、主人公とヒロイン5人、
この6人以外、何も描かれていない点。
ラブコメなので、恋のライバル的存在が付きものなのに、
ほぼ出てきません。
登場人物はたくさん出てきますが、枝葉の話はゼロといってよく、
たとえば、主人公の妹、五つ子の父など、
その気になれば、話はいくらでもふくらませられるはずなのに、
そこを一切描いていません。
背景となるストーリーを想像させる描写が設けられていることもあるのですが、
もしも、ケーキ屋店主の恋とか、
五つ子の亡母と五つ子を養育する父、血縁上の父の物語などを描けば、
話数を数倍にできたはず。でも、それをしませんでした。
これは私の今の漫画に対する知識不足の問題かもしれず、
もしかすると、今の漫画の傾向なのかもしれませんが、
この作品では、一直線に物語が進んでいきます。
アニメ版で注目したのは声優さんたちの演技。
この作品では、五つ子がほかの姉妹への変装シーンが多く、
声優さんは、ほかの声優さんの声と演技を模倣する必要があります。
この点は流石と思わされっぱなしです。
ただ、原作の文字情報なら通用したことでも、
音を伴うアニメでは通用しないことも出てきます。
演出時間の関係で、ここを変えるのかという部分もありますが、
原作で軽く流していた部分を補完していることもあります。
最も残念だったのは、原作で最もカッコいいと思った、
五つ子の父の出番が減らされていたこと。
あの人の親馬鹿のカッコよさが薄まっていたのは勿体ないです。
主要登場人物の各視点で、その時間軸を描くことも多かった原作。
Aの視点での描写ではわからなかった出来事の意味が、
Bの視点では理解できるように作られています。
この楽しみがほんの少しだけ薄くなっている点も、
仕方がないとはいえ残念ではありました。
ともあれ、枝葉がないため省いてもいい部分がほとんどありせませんので、
アニメ化での構成はたいへん苦労したのではないでしょうか。
26日まで、5巻まで無料で読めるようになっています。
私はカラー版を繰り返していて、
アニメ版では『五等分の花嫁』『五等分の花嫁∬』『映画 五等分の花嫁』、
その後、『五等分の花嫁∽』と放映、公開されましたが、
ストーリーでは映画の前に『∽』が位置し、
重要なシーンが『∽』には含まれていますので、
『五等分の花嫁』『五等分の花嫁∬』『五等分の花嫁∽』
『映画 五等分の花嫁』の順での視聴がおすすめです。
間もなく原作4周目、アニメ版3周目に突入するかと思います。
きっとまた、気付かされることがあると考えています。
ジョシュア・ローム「Red Fuji」
さて、また受けるべきではない検査のN-NOSEのお話。
N-NOSEのHIROTSUバイオサイエンスが
日本核医学会PET核医学分科会を怒らせたらしく、
N-NOSEの精度を評価するようです。
一連の報道があった時のHIROTSUの反論プレスリリース、
https://hbio.jp/news/wp-content/uploads/2023/09/pressrelease_20230919.pdf
しかも、PET-CT感度を加味して計算した場合、N-NOSE の感度は 300%を超えてしまいます。仮に、PET-CT 感度を 50%と加味した場合でも、N-NOSE 感度は90%を超えます。これは、N-NOSEは臨床研究での精度とほぼ変わらない精度であることを示しています。
この部分。
言っている意味がわからないぐらいに酷いのですが、
同学会は年内にも結果を取りまとめることを目指していて、
願わくば息の根を止めてもらいたいと思っています。
一方、PET検査には線虫検査の精度を検証する能力はない、
アンケートは主観的な偏りが入りやすい手法だと、
HIROTSUは指摘しているのですが、
公開討論会という科学以外で決着を付けようとしたのはHIROTSUじゃないですか。
新型コロナ感染症の話題では、こちらに注目。
やはりな、という印象。
後遺症がある人たちでは、血液中にあるB細胞やT細胞と呼ばれる特定の免疫細胞が増加していたほか、体内で潜伏していたヘルペスウイルスが活性化するなどの変化が確認された
後遺症がある人では、体の状態を一定に保ちストレス反応に関わる「コルチゾール」というホルモンの量が、後遺症がない人や感染しなかった人と比べ、半減していました
コルチゾールは副腎皮質から分泌されるホルモンで、
摂取した栄養の代謝に欠かせません。
抗ストレス作用、抗炎症作用、免疫抑制作用があり、
分泌量によっては、血圧上昇、血糖値上昇、
免疫機能の低下、不妊をももたらすとされます。
現時点で見えている後遺症の多くは、これで説明できるかもしれません。
研究が進み、治療法が見つかればと願います。