芦原妃名子さんの件について、出版社側の編集者の方々から
コメントが出されましたね。
ここには前回、私もお書きした著作人格権についても書かれています。
ここまでの流れ、彼女が選んだ結末までの一次情報を見ていて、
やはり思うのは、その結末が避けられたはずのものであることと、
その原因はコミュニケーション不足にあるのだということです。
脚本家さんが批判されていて、
その原因は脚本家さんが発信していたSNSの内容にもあるのですが、
もしも、芦原さんと脚本家にしっかりと時間を用意して、
話し合えていたなら、と思います。
脚本家の前にはディレクターなり、プロデューサーなりがいて、
さらに、その下のスタッフがいる。
芦原さんは、出版社の編集者からドラマ化に関わる担当者を通して、
要望を伝えていたのだと思います。
それぞれがそれぞれの利害を優先して動いていて、
自分やチーム、自社に少しでも都合がいい伝え方の
伝言ゲームが繰り返された結果なのでしょう。
そして、第三者が怒りを増幅されているのが現状です。
その怒りには尤もな部分があり、「正義」が含まれているのでしょう。
ただ、芦原さんが生前、この問題で語ったのは「お詫びと感謝」です。
各現場には改善されるべき点が多分にあるのでしょうが、
「正義で怒りを増幅する」ことは望まれていないと想像します。
攻撃したかったわけじゃなくて。
ごめんなさい。
攻撃したかったわけじゃなくて。
— 芦原妃名子 (@ashihara_hina) January 28, 2024
ごめんなさい。
これが彼女の最後の言葉なのですから。
歌川広重「六十余州名所図会 能登 瀧之浦」
さて、能登地震の被災地におけるボランティアの炊き出しで、
謎の液体サプリメントが投入されていたことがわかりました。
恐ろしいことに、1週間前の報道が全てのニュースサイト、
ポータルサイトから消えています。
よって、ここで拡散しておきたいと思います。
まず、奴らが鍋に投入したのはこちらです。
マルチ商法でおなじみのドテラのものです。
フツーに売られていますが、絶対に手を出してはいけません。
リンクは貼りませんが、Amazonで1本5,400円です。
ドテラには会員制度があり、会員は独立した事業主として、
商品を紹介し、その人が登録すると会員はボーナスを受け取ることができます。
彼らはその液体を
植物性ミネラルなのでどれだけ摂っても問題ない。アンチは無知
だと言っているのですが、
ユタ州のヒューミックシェールが原料とのことですので、頁岩ですね。
ヒューミックシェール、つまり古代植物堆積層から精製したことのことで、
だから植物由来と強弁しているのかも?
私が常用しているこのような単純なサプリメントでも、
無秩序に摂っていいわけではありません。
何度もお書きしていますが、
全てのものは毒であり、毒でないものはない。 用量だけが毒でないことを決める
のです。これは毒性学の父と呼ばれるパラケルススの名言です。
酸素でも水でも、全ての物質は量次第で体には害になるのです。
たとえば、一般的なミネラルサプリの場合、
摂りすぎにより肝臓や腎臓への障害、
高血圧、下痢などを起こす恐れがあります。
持病や服用している薬によっては、
禁忌となるミネラルもあるでしょう。
また、ミネラルを摂りたいのであれば、
もっと常識的な価格のものがありますので、
そちらを選びましょう。
健康への影響以外でこの問題で恐ろしいのは、
被災地周辺で勧誘活動を始める恐れがあること。
実際に、東日本大震災で見られた光景で、
勧誘者の中には善意で行っている人もいます。
そして、彼らは
被災者の方々にも喜ばれました
と実績を誇るかもしれません。
悪意を以て近づいてくる人たちも厄介ですが、
善意による迷惑行為のほうが、対応が難しくなることがあります。
被災地行政の担当の方々はたいへんでしょうが、
統率のとれたボランティアを、
そして、私たちはこういう人たちから、
離れるように努力しなければなりません。