番組としましては、
メッチャじゃんけんに勝ちまくりた~い!
http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11247403899.html
の続篇になります。
さらなる勝率アップ、
それも
最初はグー
で始めて、8割勝てるようになろうというのが目標です。
番組に現れたのは、
茨城大学工学部メディア通信工学科の矢内浩文講師。
彼は勝率8割の方法を知っているそうです。
それを実践してもらいます。
しかし、まずはすイエんサーガールたちには、
音を聞こえない状態で、
しかも矢内先生は幕の向こうに隠れてしまっています。
見えるのは先生の前の対戦相手だけ。
しかし、たしかに先生は次から次へと現れる対戦者に、
勝ちまくっていました。
7人と対戦し、6勝1敗、勝率は
8割5分7厘
です。
矢内先生は人が無意識のうちに起こす行動のメカニズムを
研究されているそうです。
ところで、クイズです。
この3つの絵をご覧下さい。
この3つがそれぞれが何の絵であるか、わかりますか?
では、
空を飛ぶものといえば何ですか?
このクイズに正解は多数あります。
しかし、3枚の絵を見せられた後では、
多くの人が
飛行機
などの空の乗り物を答えることとなります。
空を飛ぶもの
だと、鳥のような生物も正解になるはずなのに、
無意識のうちに「乗り物」の中から、
空を飛ぶもの
を探すこととなるのでした。
人の脳は情報を処理する際、
先に与えられた刺激が呼び水となり、
それについ引きずられやすいものなのです。
とは、矢内先生。
じゃんけんの前に、相手に刺激を与えればいい、
引きずられるようにすればいいのではないでしょうか?
ここで思い出すのが、2年前の
すイエんサー「"道でお見合い"しちゃうのって、なんとかならないの~?」
http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-10539471298.html
この時の放送。
この時は、向かい合う2人の動きが
次第に同調していく現象が紹介されていました。
だから、すれ違う時に、
同じ方へと避けてしまうことになりがちだという説明でした。
すイガールたちが思いついたのは、
このような方法でした。
最初はグー
の後、
じゃんけん
と言いながら、両手で
チョキ
を相手へ見せる、というもの。
しかし、試してみたところ、
6人と対戦して、勝てたのは2人だけでした。
半分も勝てていません。
これでは駄目なようです。
そこに現れる女性剣道有段者。
すイガール3人は彼女と対戦しなくてはならないようです。
(スポーツチャンバラ用の長剣で)
切っ先を合わせない距離から面へと打ち込んでくる有段者。
もちろん、素人のすイガールは避けられません。
あとの2人も続きますが、結果は同じです。
次に、もう少し距離を詰めてもらいます。
短い距離だということに怯えるすイガールでしたが、
意外にも打ち込みを避けることが出来ました。
どうやら、剣士が一気に間合いを詰めて打ち込んでくるため、
避ける準備が出来ておらず、
逆に遠い方が避けづらいようです。
これをじゃんけんに利用します。
やや遠めの距離でじゃんけんを開始します。
そして、
チョキ
を見せて「グー」で勝負です。
先ほどの女流剣士とじゃんけんで勝負したところ、
この方法で勝つことが出来ました。
しかし、矢内先生はアピールが足りないと仰います。
もっと見せつけろということでしょうか?
じゃんけんをする時、
相手はどこを見ているでしょうか?
自分の手か、その少し先を見ているはずです。
だったら、その視界に無理矢理両手の
チョキ
を見せてやるというのはどうでしょうか?
いつもより少し離れた位置から、
最初はグー
で始め、
じゃんけん
と言いながら、かがむぐらいの勢いで低い位置から相手に両手の
チョキ
を一瞬見せます。
そして、出すのは
グー
という戦法です。
街で実験です。
すイガールたちの街での対戦成績は
49勝14敗
勝率にして
7割8分
となりました。
惜しくも目標の8割には届きませんでしたが、
かなりの高確率であろうかと思います。
「じゃんけん!」と言いながら「チョキ」を見せる際、
相手に急接近することで、相手には一瞬、「え?」「何?」
といった戸惑いが生じ、
脳の中では複雑な判断が下しにくくなります。
そのため、よりいっそう目の前に出された「チョキ」に
つられやすくなるのです。
矢内先生の解説でした。
なお、番組調べでは、見せるのを「チョキ」ではなく「パー」にして、
そして相手に「パー」を出させ、
「チョキ」で勝つという方法も有効だそうです。