先週の大河ドラマはレコーダーのEPGに任せていたら、
頭が切れていました。
検索してみますと、そういう方も多かったようです。
それにしても、先週は崇徳院の変化が凄かったですね。
井浦新さんの演技とこだわった映像が素晴らしかったです。
大河でも崇徳院が怨霊になりかけたことで、
大河ドラマ 平清盛 その背景 ~崇徳院のその後と怨霊伝説~ ついでに「ちりとてちん」
http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11275284558.html
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乱の原因を作ってしまったことを悔いる讃岐院(崇徳院)は、
写経して京へと送りますが、
後白河上皇はこれに呪詛が込められているのではないかと疑い、
膝の上の憲仁親王(高倉天皇)が
無邪気に破いてしまうんですねえ。
それが讃岐に送り返されてきます。
そして、乱までは即位させようと願っていた
自身の第一皇子・重仁親王の死が伝えられます。
この重仁親王の薨去について知らなかったので、
調べてみますと、保元の乱の責任を負わされた崇徳は讃岐へ配流、
そして、重仁親王は出家して仁和寺に入っていたそうです。
ここで政治とは関わらず、仏道に励んでいたものの、
足の病で薨去しています。
享年は23。
これが讃岐院に伝わると、
悲嘆と恨みに狂い、
我…、深き罪に…、愁鬱浅からず…。
日本国の大魔王となりて、皇を民に引き下ろし、民をば皇に成し上げん!!
そう叫ぶと、
舌を噛み切ってしまいました。
一方、京では平基盛が死去。
彼が憲仁親王の立太子画策したという話は記録にも残っていて、
そして、この死も崇徳院の祟りだという伝説があります。
ドラマでは、平清盛は平家繁栄に加え、
崇徳院や源氏、摂関家も含めた皆の魂を救う目的として、
一門皆で経典を作ることを命じました。
一門が経典を安芸へと運ぶ海路、
その頃、崇徳院は物の怪の如き姿になっていました。
彼は呪い続けます。
闇と黒雲と高波に包まれた平家の船。
平家の船が厳島を目前にした夜明け、
崇徳院は人間道へと戻ることが出来たのでした。
…というお話でしたね。
そして、大輪田泊、福原京などへの布石もありました。
平家納経は…、と始める前に、
私は「平家が経典を納めた事」をそう呼ぶのだと思っていました。
そうではなくて、「平家が納めた経典」の事だったんですね。
納めた先は厳島神社。
平家一門の子々孫々までの繁栄、
今生の本願と来世の善報も疑いなく、
その祈願が成就した礼として全33巻の経典を納めています。
清盛と嫡男・重盛、弟・経盛、教盛、頼盛など、
平家一門が1巻ずつ結縁書写(けちえんしょしゃ - 仏と縁を結ぶための写経)、
内訳は、法華経が30巻、阿弥陀経が1巻、
般若心経が1巻、平清盛自筆の願文が1巻となっています。
経文名には金で鍍金を、
軸には水晶、両端には金銀金銅の透かし彫の金具が取り付けられています。
平家の栄華を今に伝えている点と、
当時の工芸、美術を知るのに貴重な資料で、
国宝に指定されています。
平家納経、見てみたくなりましたねえ。
レプリカが公開されているそうなんですが、
そうでなくとも、厳島神社には行きたいですね。
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