Quantcast
Channel: テレビ番組 時事ネタなど書いていきます。はい。
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2031

不謹慎ながら笑ってしまいそうになった丹羽大使襲撃事件

$
0
0

北京で我が国の駐中大使の乗ったクルマが襲われまして、
大使と同乗者の方々に対してはお気の毒に思うんですが、
昨夜、携帯でこの一報に触れた時、
思わず声を出して笑いそうになってしまいました。

中国政府はさぞかし
この事件の扱いに困っているだろうと思いまして。

ウイーン条約により、各国の外交官の身分と安全は最大限に守られていて、
当然、中国もこの条約を守る必要がある訳ですから、
丹羽大使たちを襲った連中を捕えねばなりません。
しかし、国内には対日においての弱腰だという批判があり、
また、かの者どもは日本の大使を襲撃し日の丸を奪ったことについて、
英雄視されてもいます。
それを捕らえて処罰するということになれば、
また中国政府は日本に対して弱腰だと批判を浴びるわけです。

この事件については、アメリカをはじめ、
日中以外の諸外国も注目しており、
この事件をうやむやにしてしまいますと、
中国という国家が国際社会で果たすべき責任を
果たそうとはしない国だということを世界中に知られることになります。

そもそもは国民の憂さを晴らさせるための反日である訳です。
中国政府がそのように誘導しておいて、
そして、また政府はその制御が出来なくなって、
非常に困る事態に陥っているというわけですね。

私は不謹慎にも笑ってしまいそうになりましたが、
こういう事から戦争が起こったりする可能性もゼロではなく、
軽く考えるべきではないんですけれど。

まあ、実際の顛末がどうなるのかはわかりませんが、
今回の事件では、襲撃したクルマのナンバーも判明しており、
写真もあるということで、
北京の警察も捜査しやすいはずです。
これで捕まえられないとなれば、
中国の警察力の程度も軽く見られるでしょう。

ともあれ、この事件において、
日本は何も困ることはなく、
中国政府にとっては頭痛の種であることでしょう。

ただ、気になるのは、襲撃した車両のうち、
2台がアウディとBMWだという点ですね。
これまで、私は中国の反日デモは、
中国国内の問題であって、
マスコミが報じるのはいいんですが、
そんなに時間を割くほどのことはないと考えてきました。
デモの本質は、中国の国内問題にあり、
それは貧困だったり、雇用不安だったりが原動力であるからです。
それが中国共産党への批判となるのを
政府は恐れていると言う訳で、
しかし、今回の事件が富裕層が起こしたものだとすると、
事情も変わってくるのでしょうか?
面白半分なんていう意見もありますけれど、
単純に義憤なのかもしれません。
金持ちだとすると、また別も問題もあるかもしれませんね。
特権階級にある者、その家族って、
あの国では犯罪を犯しても捕まらないなんてことが多々あるんですよね。
今回はそのようにならなければいいのですが。

いずれにせよ、この事件を
中国政府に対する「貸し」にしないといけません。

しかし、今の与党にそんな取り引きが出来る人、
見当たりませんよねえ。



8月25日の記事によりますと、広東省の企業の幹部とされる人物が
尖閣問題を独自に考察、
その結果、1960年代以前の地図ではいずれも、
尖閣諸島が日本領であることを示していたと、
「微博(マイクロブログ、Twitterに相当)」に書いていたようです。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120825/chn12082501150000-n1.htm

それを拡散する有志もいて、
中国政府は必死になって削除し続けている模様です。

以前から不思議なんですよね。
私が知る限り、中国の人って、
中国政府の事を信用していないと思うんです。
みんなが中国共産党員になりたがるのも、
権力のため、就職のためだったりする訳で。
でも、尖閣のようなことになりますと、
中国政府の言っていることを
全く疑わないんですよね。

日本人なら、原発でもなんでもかんでも、
疑い始めたら政府を信用しなくなりますよね。
南樺太及び千島列島、竹島、
尖閣諸島については国民とっても明確な証拠があるので
疑いようがないんですが、
なぜ、領土問題になると、
中国の人は政府の発表を鵜呑みにするのでしょうか?
もしかすると、事が領土の事になると、
全世界共通なのでしょうか?

29日、中国政府は日本政府に対し、尖閣諸島について、

1. 上陸させない
2. (資源・環境)調査をしない
3. 開発しない(建造物を造らない)


という3条件で、現状維持を求めていくことを決定したようです。
そして、もしも東京都が尖閣諸島を購入した場合も、

現状維持は難しく、中日関係は最悪の状態になる。
国有化したとしても現状を維持してほしい。


と日本に注文してくるようです。
事実上、尖閣の国有化を"容認"する内容ですので、
中国の尖閣領有について自信がないという訳ですね。
もちろん、意に介する必要性はないんですが、
以前、

実行されれば日中関係に重大な危機をもたらすことになる

と、東京都による購入を批判していた人物がいました。
それが丹羽宇一郎大使その人なんですよねえ。

将来は大中華圏の時代が到来します。
日本は中国の属国として生きていけばいいのです。
それが日本が幸福かつ安全に生きる道です。


こんな事を言っていた人でもあり、
(WiLL 2012年7月号参照)



彼を襲った連中は、このことを知らなかったのでしょう。
奴等が知っていたら、
襲われなかったんですけどねえ。
丹羽大使は日本の国益よりも、
中国の利益を最優先に考える人物なんですから。



ねてしてタペ



Viewing all articles
Browse latest Browse all 2031

Trending Articles