夏のドラマは視聴率的に苦しいものだったようですね。
予算面でも大赤字のオリンピック中継の煽りを
喰らったのでしょうか?
期待して見ていた「サマーレスキュー~天空の診療所~」も、
どうも、脚本の焦点がぼやけていたように思います。
最終回のエンドロールに、
このような文が流れていました。
現在、山岳診療所の多くは、医学部の学生やOBの医師、
大学病院の医師・看護婦から募ったボランティア、
山小屋の協力のもとに運営されている。
日本アルプスを訪れる登山客は、年間120万人以上。
毎年、数百件の遭難事故の他、
自力下山困難な急患が発生している。
それに対し、現在、山岳診療所の数は
わずか20ヵ所程度に過ぎない。
最終的に、これが言いたかったのかな、
と思いました。
そういえば、このドラマが始まった頃に、
様々なテレビにご出演のおおたわ史絵先生のブログに、
新しいドラマで
http://ameblo.jp/fumie-otawa/entry-11298390117.html
このような記事がアップされました。
先生は夏山診療のボランティアをされていて、
他の記事にはそれに関する内容も見られます。
ドラマを見て、少し理解出来たような気がします。
ただ、
実際はあんなに緊迫してないけどね(笑)
もちっとのんびりやってます
とのことで、また、
向井理くんみたいにカッコいいドクターもいません(笑)
だそうです。
終わったばかりドラマ「つるかめ助産院~南の島から~」は、
8回しかありませんでしたが、
ここ3ヶ月で一番良かったように思います。
南の離島の助産院の話で、
助産師の余貴美子さん、
妊婦の仲里依紗が主演でした。
嘱託医が伊東四朗さんでしたけれど、
始まったばかりドラマでも、
伊東さんと仲さんを見ることになりました。
「レジデント~5人の研修医」はタイトルどおり、
研修医たちのお話。
3ヶ月間救命救急で勤務する5人の成長を描きます。
主演が仲里依紗さん。
16日に赤ちゃんを出産して終わった「つるかめ助産院」の仲里依紗さんを、
2日後には医師役で見ることになりました。
どうやら、「コード・ブルー」と比べられているようですが、
若い医師を中心に描こうとすると、
こんな感じになりそうな気もします。
逆にいえば、型にはまった感じはします。
個人的には古田新太さんが見ものだとおもっています。
「つるかめ助産院」で嘱託医として、
長老としての伊東四朗さんが蛸釣りで海に転落、
死亡して幽霊になったかと思ったら、
今度は大病院の外科部長として登場。
主人公の敵なのか味方なのか、
その立場がミステリアスです。
仲里依紗さんとは裏番組になりました。
「レジデント」は、真面目な部分が多く見られ、
他方、この「ドクターX~外科医・大門未知子~」は、
医療ものとしては、
その枠を超えたヘンな味付けがされています。
なぜかナレーションが田口トモロヲさんで、
これは「プロジェクトX」に
引っかけたものなのかと考えさせられたり、
なぜか主人公がらみのシーンには
西部劇風のBGMが流れます。
これは主人公「大門」→「西部警察」→「西部劇」なのかと
思ってみたりもします。
あとは「白い巨塔」を馬鹿にしているような気もします。
面白いという点では、
こちらのほうが面白く出来ていますね。
大門未知子はフリーランスの外科医。
破格の報酬を要求し、
医師免許が必要な仕事以外はしないそうです。
大病院では、医局とそこからの人間関係が重要となりますが、
彼女はそういうことや、
"白い巨塔"の組織に関わることには無縁だということなのでしょう。
主演は米倉涼子さん。
ここのところの活躍からか、
一層お美しくなられたような。
脚本は中園ミホさんです。