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PC遠隔操作なりすまし事件 誤認逮捕の可能性 警察庁長官が認める ~冤罪は捜査官が作り出す~

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複数の施設などへの犯行予告が書き込まれ送信された事件。

誤認逮捕された人たちは、
何かしらのウイルス(マルウェア)を掴まされ、
PCをゾンビPC化され、踏み台にされたと考えられています。
今後は私たちも、なお一層、
よくわからないアプリケーションを使用しようとせず、
また、よくわからないリンクは
踏まないようにしないといけませんね。
あとはPC内にハイレベルのセキュリティ環境を設けることで、
100%安全とはいかないものの、
このような被害に遭う可能性を
0に近づけることは出来ると思います。

なお、この問題のマルウェア「iesys.exe」を
駆除するツールが
セキュリティソフトのトレンドマイクロから公開されています。

遠隔操作で犯罪予告をする不正プログラム専用駆除ツール
http://esupport.trendmicro.co.jp/Pages/JP-2082104.aspx


そういえば、少し前の「ビーバップ!ハイヒール」で、
今はPCの電源を入れていなくても、
ウェブカメラが使えるように出来るマルウエアの話が出てましたね。
あなたの部屋が誰かに覗かれているかもしれないということで、
注意喚起がありました。
あとは、まもなくスマートフォンが標的にされるだろう、
というお話も。


昨年の12月には、

ビーバップ!ハイヒール「本当に怖い 冤罪事件簿」 ~捜査官によって創作される犯罪~ その1
http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11106332131.html

ビーバップ!ハイヒール「本当に怖い 冤罪事件簿」 ~捜査官によって創作される犯罪~ その2
http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11107249332.html

このような記事をお書きしました。
どのようにして"冤罪が作り出される"か、
その番組内容を記事にしたものです。
今回の事件はこの時の放送を思い起こさせるものとなりました。

この事件の真相究明はなされなければいけませんが、
それとは別に、なぜ誤認逮捕が起こり、
そして、なぜ自供した人がいて、
起訴されたり、保護観察処分にされてしまったのか、
その検証は必ずされなければなりません。

それぞれの事件で、送信されたIPアドレスが判明すると、
接続されているPCの使用者を逮捕、
中には自供する人も出ましたが、
何者かによる「犯行声明」がTBSや弁護士などに届けられ、
そこに「秘密の暴露」が含まれていることから、
捕らえるべきはその犯行声明文の送り主であることに
警察は気付きました。
すると、逮捕された4人は誤認逮捕だということになります。

人質司法

という言葉はご存じですか?
被疑者が逮捕された場合、取り調べでは
被疑事実を認めるかどうか、自白するかどうかで、
拘留期間が長くなる傾向があるんです。
日本の場合、自供がなければ釈放、保釈されにくく、
それはつまり、「自白しなければ、帰れない」という事であり、
これがやってもいないことを
自白する要因の一つとなっていることが指摘されています。

ストーリー捜査

なんて言葉もあるようです。
検察と警察が思い描いたストーリーに沿った捜査をする、
検察と警察は思い描いたストーリーに沿った捜査しかしない、
そのストーリーに沿った供述をしなければ、
釈放されないのであれば、
また、もしもその容疑が微罪であるならばなおさら、
被疑者は、認めてしまって帰してもらったほうが、
という思考になりがちです。

ビーバップ!ハイヒール「本当に怖い 冤罪事件簿」 ~捜査官によって創作される犯罪~ その1
http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11106332131.html

ここでは暴行事件で、
捜査官が如何にして「殴った」という供述を
引き出したかをお書きしています。

捜査官が「作文」をすることもあるようで、
その例については、

ビーバップ!ハイヒール「本当に怖い 冤罪事件簿」 ~捜査官によって創作される犯罪~ その2
http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11107249332.html

この放火事件の時のことをご覧下さい。
身に覚えがないのに、
犯行の手口などは答えられるはずはありませんが、
捜査官自らがそこへ誘導して供述が取られています。
なぜ、そんな嘘の供述をしたのかといえば、
この被疑者は、病弱の妻に
自分と同じ目に遭わせたくないという理由からでした。
この事例ではその弱みにつけ込んでいます。

本来、検察や警察は、真実を明らかにするのが職務です。
ならば、目の前の被疑者の犯行である「黒の捜査」とともに、
この被疑者が無実である「白の捜査」が行われるべきなんです。
「白」である可能性がゼロでないならば。


痴漢で起訴された男性被告に無罪判決 神戸地裁、「女性巡査の証言の信用性に疑問」
http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11081727712.html

こんな裁判もありました。
もし、身に覚えがないのに、逮捕され
たとえそれが微罪でも、
無実ならばそれを貫かねばなりません。
それには強い意志が必要なようですが、
そこで認めてしまうと真実が失われ、
真に裁かれなければならない者を
喜ばせることになってしまいます。
ただ、否認を貫いたとしても、
この時の痴漢事件のように、

警察官として(逮捕後に)引き返せない状況になり、一部事実を曲げて証言していると疑うことも可能だ

と真っ当な判断をしてくれる裁判官に
当たるとは限らないんですが…











ねてしてタペ



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