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ビーバップ!ハイヒール「あなたの知らない地球!21世紀新種生物ランキング!」-動物動画-

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UMAなんて言葉がありますよね。
未確認動物のことをそう呼んでいるようですが、
実際、こんな言葉があるのは、
多くの人たちが、人類は地球上の動物のほとんどを
既に発見していると考えているからなのでしょう。

地球上に最初の生命が誕生してから35億年、
以後、生物は多種多様に進化し、
無限かと思われるほどの生物種が、
この地球上にいます。

研究者の中には、全生物種の中に
人類が今までに発見した生物種が占める割合は、
わずか15%に過ぎないという人もいます。

私たちが認識している生物のほうが少ないというのは、
間違いないでしょう。
未確認の生物なんて、
地球上にたくさんいるんです。


そんな多種多様の生き物の中から、
特に人間の目から見て、
特異だと感じる動物について
ベスト7のランキング形式で紹介していたこの番組、
このブログでも記事にしたいと思います。

今回の講師は本折浩之さん。
新種生物リサーチャー・文筆家の方だそうで、
このような著作があり、


今回はそこからの紹介となったのでしょう。



第7位

まだまだ未知の生物が無限にいそうなのが深海です。
みり7位として挙げられたデメニギスも深海に暮らし、
日本でも岩手以北の沖合にいるんだとか。

デメニギス

これがデメニギスの姿。
2004年になってようやく生きている姿が確認されました。
目を惹くのがその奇っ怪な頭部です。
なんと、透明なんです。
この頭には透明な膜によるドームがあるんですけれど、
目はどこにあるのでしょうか?

デメニギス

実は、このドームの中にある緑色の球が目です。

デメニギス

これは鼻。
ドームの中にあるこの目は、
常時上を向いていて、
上からの光を有効に使い、
獲物を捕食し、また敵の接近を察知するのに
役立っていると考えられています。





第6位

マダガスカル島はアフリカ大陸に脇にありながら、
独自の生態系を持ち、
そこでは島固有の生物種が進化しています。

そこで見つかったのが極小のカメレオンは、
リーフカメレオンの一種で、
今年2月に発見されました。
その時にはこのブログでも取り上げています。

世界最小の爬虫類、新種ミニカメレオンは成体でも2.9cm -スライドショー付き-
http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11168052763.html

リーフカメレオンの一種



メスで30mm、オスで16mm程度しかありません。



第5位

5位は2つの深海魚をまとめて。
この2種の進化における攻防がランクイン。
発見は2006年、小笠原諸島近海でのこと。

クロデメニギス

クロデメニギス。
先ほどのデメニギスの近縁種です。

クロデメニギス

頭部はこんな感じ。
深海のわずかな光を捉えようとして、
このような目を獲得しました。
このクロデメニギスが捕食しているのが、

ムネエソ

このムネエソ。
小さな魚で薄い体をしていますが、
正面から見ると、

ムネエソ

夢に出てきそうな不気味さです。
不気味なのはともかくとして、
狙われる者と狙う者のそれぞれの関係が特殊です。
このムネエソの体表は鏡のような鱗に覆われ、
光を反射することで周囲の闇に溶け込みます。
こうして、襲われることを防いでいる訳ですが、
この身の隠し方が通用しないのが、
クロデメニギスです。
彼らは真下から、獲物を狙うため、
鏡のような鱗は役に立ちません。

クロデメニギス

この巨大な目で闇の中のムネエソを見つけてしまいます。

では、ムネエソはクロデメニギスに食べられるしかないのかといえば、
ムネエソにはさらなる秘策がありました。
クロデメニギスがムネエソを下から見ると、

ムネエソ

このようになりますが、

ムネエソ

ムネエソは下から見ても、
姿が消えてしまいます。
その秘密は、

ムネエソ

腹部など体の底面に並んだ発光器にあります。
この発光器は光量の調節が可能で、
上からの太陽光のレベルに合わせて光らせることで、
クロデメニギスの大きな目からも捉えられなくなることが出来ます。
これでムネエソはデメニギスからは安全課といえば、
クロデメニギスにも秘策があるんです。

クロデメニギス

捕食時にはこのように目を変化させ、
太陽光と発光器からの光を見分けられるようになります。
このようにして、クロデメニギスはムネエソを捕食していて、
食べられる方が進化すれば、
食べる方も進化し、
そして、それに食べられる方が対応すれば、
また、食べる方もそれに対応した進化をする、
という進化合戦を、この深海に見ることが出来ます。



この動画ではムネエソとクロデメニギスを見ることが出来ますが、
はじめのほうに出てくる
ヒレナガチョウチンアンコウの仲間も目を惹きます。
彼らは獲物を捕らえるために歯を進化させましたが、
おかげで口を閉じることが出来なくなったようです…



第4位

4位はインドネシア近海で、
2005年と最近発見されたにもかかわらず、
もうメジャーになってしまったタコ、
ゼブラオクトパスを。

ゼブラオクトパス/ミミックオクトパス

このようにゼブラ柄なので、
このような名前がありますが、
生物界のスターとしては、
ミミックオクトパスのほうが通りが良いように思います。
タコといえば、ある程度の擬態をするものですが、
このミミックオクトパスは格が違います。

ゼブラオクトパス/ミミックオクトパス

このように砂に擬態するのは他のタコでも当たり前で、
ウミユリのような海中を漂ってみたり、

ゼブラオクトパス/ミミックオクトパス

ヒトデに化けて獲物を狙ったり、
カレイ(あるいはヒラメ)の姿で泳いでみたりします。
カレイは彼らの天敵です。
擬態の中でも天敵に化けるとは。

ゼブラオクトパス/ミミックオクトパス



その他、ウミヘビ、クラゲ、ミノカサゴ、
イソギンチャクなどにも擬態しているとされていますが、
本当に逃げたい時には、
タコはタコらしく、墨を吐いて一目散に逃げます。







明晩以降へと続きます…









ねてしてタペ

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