世界一受けたい授業 ~日本列島ドライのど注意報~
http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11461076003.html
こちらでは喉のお話でしたが、
続いては鼻のお話となります。
先生は東京厚生年金病院耳鼻咽喉科の石井正則部長。
このあいだの「目がテン」にも登場されていましたね。
今年はスギ花粉の飛散が多いとされていますよね。
特に北海道、東北、関東は
昨年の3~7倍の量だと予想されています。
大量の花粉により、今まで花粉症でない人も、
花粉症になる可能性があります。
花粉から身を守る知識が必要ですが、
たとえば、服でも花粉のことを考慮して選ぶことが出来ます。
大切なのは素材。
ファー、スウェード、フリース、
デニム、シルク、レザーの6つの素材のアウターがあるとすれば、
どれが最も花粉対策として優れているでしょうか?
実験はそれぞれ同じ面積の生地に同量の花粉を付け、
同じぶんの振動を与えたあとで花粉をカウントするというもの。
その結果、最も花粉が落ちやすかったのは、
デニムでした。
デニムに残っていた花粉は9.6%で、
つまり、9割以上は落ちていたことになります。
次いでレザーの65.6%、ファー50.7%、
スウェード43.9%、シルク32.6%となりました。
ワーストはフリースの73.9%。
付着した花粉が落ちやすいということは、
それだけ自宅に持ち帰ってくる花粉の量が
少なくて済むということになります。
家の中に入ってしまった花粉は、
人間の生活の中で舞い上がります。
どういうところに花粉が多いかを調べてみますと、
最も多いのは玄関で、
次いでバルコニー、その次が寝室、脱衣所となります。
玄関とバルコニーは外気に接しているということも重要ですが、
この結果は服を脱ぐ場所には花粉が多いということを示しています。
さて、ここで花粉症チェックを。
・くしゃみが5回以上続くことがある
・鼻水が水っぽくサラサラしている
・両鼻がよく詰まる
・耳の奥が痒くなる
いずれも他の原因でも起こる症状ですが、
目安として、これらに思い当たれば、
花粉症なのかもしれません。
次に、花粉に強い体作りについて。
先生はそのためには「粘膜強化」が必要だと話します。
そのポイントは鼻の加湿です。
用意するのはマスク2枚とウエットティッシュ1枚。
2枚のマスクの間にウエットティッシュを広げて挟みます。
こうすることにより、鼻などが加湿され、
さらに湿った不織布が異物を遮断します。
これは医療現場で行われている裏技なんだとか。
石井先生の勤務先でも、インフルエンザ流行時には、
ごく普通に使用されているんだそうです。
鼻づまり解消法
この番組での石井先生は、
いつも鼻づまり対策のお話をされてきました。
今回は特に先生考案のオリジナルの方法が紹介されました。
なお、高血圧症、動脈硬化、肺気腫のある人は、
無理して行ってはいけません。
・鼻から息を吸い鼻をつまむ
・アゴを胸につけ力む(5~10秒間、お腹、胸を締めつけるようにする)
・アゴを上げ、鼻から息を吐いて吸う
これを5回繰り返します。
胸の中の圧を高める事で交感神経が亢進状態に。
鼻の中の交感神経も刺激され、粘膜が縮んで鼻の通りが良くなる、
とのこと。
最後は乾燥肌が花粉症の原因となる、というお話。
最近の研究では、そのようなことが言われているようです。
皮膚表面には、水分と油分があり、
これが異物を遮断しています。
乾燥肌のように、これらが失われますと、
異物に対して無防備になってしまいます。
花粉が付着した場合、
痒みや炎症を起こすこともあります。
花粉症皮膚炎と呼ばれる状態です。
また、皮膚で起きたアレルギーが、
目や鼻に広がるという可能性も指摘されているようです。
まだ花粉症ではない人も、
スキンケアも花粉対策として必要なのかもしれませんね。
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