「探偵！ナイトスクープ」放送作家"ベストセラー作家・百田尚樹氏"が語る「タレントより企画」

先週のナイトスクープでは、
1本目の「テレビが点いているかどうかがわかる」
というものが興味深かったですね。
その男性は家の外から、屋内のテレビがオンなのかオフなのかがわかる、
というもの。
自然科学の話になりますと、この番組は
高校の先生の山田善春先生を頼ることになるんですが、
なぜ、彼がテレビの状態を認識しているのかについて、
結論は出せませんでした。
しかし、やはりポイントは「電磁波」なのでしょう。
人間にはないとされていますが、
実はその感受性があるのかもしれません。

宮城県、田代島のネコたちと地震、津波 ～知られざる動物たちの能力～ -ネコ動画-
http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-10931728925.html

ネコではこんな記事をお書きしていますね。
最後にイヌの話をいつか、みたいなことをお書きしています。
私にはこの種の言いっ放しが非常に多いようです。
忘れていました。
いつかお書きしましょう、
とまたお書きしておきます。



朝日放送が全国に誇る番組といえば、
「必殺シリーズ」と「探偵！ナイトスクープ」ではないかと思います。
ナイトスクープでは、
ネタをよく他の番組にパクられたりもしています。
関西人が関東人よりもテレビ好きだとはいうものの、
23時過ぎからの番組で、
20％の視聴率はとんでもないことです。
先週の関西の視聴率でも、トップでした。

ブログタイトルにしているぐらいで、
私はテレビをよく見ている訳なんですが、
テレビ番組は、どんどんつまらない方向へ
転がっていっているように思います。
何をするにしても、最近どこかで見たような企画、
困ると芸人に体を張らせ、
それで番組が面白いとか、
芸人が輝くのであればいいんですけれど、
ただ単に、芸人さんの怪我のリスクが増えるばかり。
あとは、ずっと不快だといわれていますけれど、
CM跨ぎの手法、視聴率を下げていることに気付かないのでしょうか？
肝腎な部分をCM開けに持ってくるんですけれど、
CM開けには30秒間ぐらい既に見た映像を見ることになります。
それで、待った甲斐がある映像が見られるかといえば、
その待った時間に見合う映像が出てくることは稀です。
こういうことが増えれば増えるほど、
テレビ番組は録画で見た方がいい、
ということになるんですよね。
で、CMは見られなくなるということになります。

ナイトスクープの場合、
3本の依頼、ビデオが流れますけれど、
1本のビデオが1ブロックに収まっており、
途中でCMが挟まることはありません。
これ、重要なことだと思うんですけどねえ。


平均視聴率20％「探偵！ナイトスクープ」放送作家が語る「タレントより企画」
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130209/wlf13020918000025-n1.htm

百田尚樹さんといえば、今やベストセラー作家ですよね。
「永遠の0」は160万部を突破。
今年末には岡田准一さん、井上真央さんで映画版も公開されます。
特攻のパイロットとして戦死した祖父の足取りを
孫である姉弟が辿ります。
素晴らしい作品ですので、ぜひ読んでみて下さい。

それはともかく、彼はナイトスクープ開始当初から、
放送作家として番組の構成を務めています。
大阪の番組といえば、全国ネットの番組と比べて、
とにかく予算がありません。
それで、自社製作で魅力ある番組を作らなくてはなりません。
ナイトスクープは、
全国でも知られたタレントさんが出演していますけれど、
それも実績があるならなのでしょう。
普通は、そういうわけにはいきません。

他の部分が頼みの綱になります。
それは企画だったり、演出方法だったり。
しかし、全国ネットの番組の番組の場合、

企画会議では『どういう企画か』よりも『どのタレントをブッキングできるか』が優先することもある。大物タレントを抱える制作プロダクションが『この時間帯をくれたら、このタレントを出す』と局側に言うと、企画もない状態でもOKを出しているんです

と。

しかし、その傾向に変化が見られると、
百田さんは語ります。
一昨年、視聴率を稼いでいたとされる島田紳助さんが、
突然引退ということになりました。
終了する番組もありましたが、
新しい司会者を据えて、
継続した番組の視聴率は下がりませんでした。
ナイトスクープでは、今から11年前に局長の上岡龍太郎さんが引退で、
番組を去られています。
ナイトスクープのスタッフも、
視聴率は落ちると考えていたそうですが、
そうはなりませんでした。
(現在は西田敏行さんが局長ですが、
彼に決まるまでに少しの間があります)

番組の外枠と背骨がしっかりとあって、
その中でタレントさんを生かすことが出来れば、
タレントさんにとっても一番いい出方なんだと思います。

ここ10年ぐらい、

一発屋

と呼ばれる芸人さんが多いですよね。
あれこそ、正しく

○○を呼べ

が企画よりも先に来ていて、
番組の中身云々よりも持ちネタの一発ギャグを
連呼させることが最優先になり、
そればかりではタレントの力も養われず、
どこも同じパターンの露出なので、
視聴者も飽きるのが早く、
また一発屋が生まれてしまうということになります。

大阪では昔ほど自社製作の番組が多くないこともあり、
また、力のない芸人を有り難がらないこともあるんでしょうけれど、
一発屋という芸人さんは出ていないと思います。
全国ネットの番組では、
タレントを使い捨てにはするくせに、
育てようとはしませんよね。

テレビを見なくても生きていけることに気付いた人も増えています。
クレームを恐れ、スポンサーの目を気にしているだけでは、
そういう人が増えるばかりではないでしょうか？