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「隠し子」って、その子に失礼では? / フランスの出生率

度々有名人に隠し子報道が出る訳なんですけれど、
今回は宮根誠司さんでしたね。
詳しい話は知りませんけれど、
奥様はご存じだったのでは?
だったら隠し子でも何でもないのではないでしょうか?
(今までに彼の番組で他の方の隠し子報道を扱ったのかもしれませんが)

それと、「隠し子」って、どうなんでしょ?

婚姻関係にある男女間に生まれた子供を嫡出子といいまして、
婚姻関係にない場合は、
非嫡出子、婚外子なんて言ったりします。
これは法律上の事実認識を必要とするための呼び名でありましょうから、
まあ、これは現状、仕方がないとは思います。

でも、夫婦間の子供と、
そうではない男女に生まれた子供と、
根本的に何か違いがあるといえば、
本来、あるべきではないんですよね。
等しく、他の子供たちが受けられる権利を得た状態で誕生している訳です。
少なくとも、そういう社会でないといけないと思います。

隠し子って呼ばれた瞬間から、
既に日陰の身みたいで、私が非嫡出子の親なら、
子供に自分が「隠し子」呼ばわりされている報道は見せたくないですねえ。
たとえ幼くてその意味がわからないとしても。

その子にだって人権はある訳ですし、
報道する側はそのあたりをどう考えているんでしょうか?



さて、我が国には深刻な少子化問題が存在しています。
一昨年のデータで、
合計特殊出生率(一人の女性が一生に産む子供の平均数)は1.39。
単純に考えますと、2.0より少し多いぐらいで、
人口は横ばいになろうかと思います。
2005年は1.26だったようですので、
これでも増えてはいるようなんですが。

これは我が国のみならず、先進国共通の問題で、
各国はそれぞれ頭を悩ましていそうです。
そんな中、フランスの出生率は2.0(2009年)と、
少子化に悩まされているようではありません。
でも、1994年には1.65だったんです。

フランスには嫡出子と非嫡出子に権利上の差はないそうです。
そのあたりの影響があるとも言われています。
実際のところ、出産休暇、育児休暇、託児施設の充実や、
結婚よりも緩い民事連帯契約による男女(あるいは同性)間の制度の存在、
様々な要因があろうかと思いますけれど、
これらを参考にしつつ、日本も非嫡出子が嫡出子と
法律上同じ権利を持てるようにしておくべきだとは思います。


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ねてしてタペ





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