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増える「女姓婚」。それって何?

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昨夜の記事とも関わりがありそうですが、
今夜はこんな話題を。

女は大黒柱 「女姓婚」仕事続けやすく
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120107-00000112-san-soci

産経の夕刊に「女姓婚」という文字を見つけました。
どうやら、これは結婚した時に、
夫が妻の姓を名乗る結婚を指す言葉のようです。
一般的な言葉ではないと思いますけれど。
こう言い始めたのは、この彼女でしょうか?



昔からある言葉に「婿養子」という言葉があります。
一般的な会話では「サザエさん」のマスオさんのような、
妻の実家に夫が移り住んだ場合も、
この言葉を使用していることもあるようですが
民法の規定では、婚姻と同時に妻の親と養子縁組が行われることを指します。
したがって、マスオさんの姓であるフグ田を名乗っているサザエさんは
民法上の婿養子ではありません。
また、伊達蝶江子さんが仰るところの女姓婚でもありません。

1975年に結婚した夫婦のうち、1.2%が妻の姓を選んだようです。
これが2000年になると、3%に、
2010年には3.7%と、絶対数は少ないながら、
増えているようです(データには婿養子も含まれています)。

なぜ増えているのかについて、
記事では所得低下に原因があるとしています。

伊達さんによりますと、

2008年のリーマン・ショックから、男性の経済力の落ち込みがますます厳しくなった。男性が女性を養う“男のかい性”はもはや幻想になった

ということらしいです。
低所得男性は、結婚への踏ん切りがつかないところへ、
結婚後に妻の姓を名乗るのであれば、
妻を養うという義務感は薄くなり、
女姓の苗字を変えずに仕事を続けたいという要求にも適っているという訳ですね。

結婚後の姓を妻の姓にするというのは、
何か特別なことであるかのようですが、
それはただ単に少数派であるからに過ぎず、
夫の姓が優先されなければならない理由は何もない訳です。
また、歴史的には、

庶民に姓がなかった江戸期も、姓を持った明治以降も、男性の1割は跡取りのいない妻方の家に入っていた。その後、勤め人の増加などで、夫の姓を名乗る結婚が当たり前になったが元に戻っただけとも言える。『女姓婚』は男性の経済力の低下や男女平等の価値観のもとで仕事や家事、育児を分担するライフスタイルの反映でもあり、少子化と格差社会脱出の妙薬となるのではないか

京大大学院・家族社会学がご専門の落合恵美子教授は説明します。

今よりも多かったんですね。
特別な事情がなくても、結婚後の姓は
自由に選べばいいのではないでしょうか?

妻の姓名乗る「女姓婚」増加 “主夫”願望、男性の経済力低下
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120107/trd12010714460009-n1.htm

ねてしてタペ

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