苛立ちが最大レベルに達しましたので、
この問題に触れます。
大阪市議会の自民、民主、共産などが提出した問責決議案を
寸前まで、公明党は「賛成」だとしていましたが、
反対に転じて否決となりました。
この直前に、松井大阪府知事が
問責というのは辞職勧告だ。民意を問うことになる
と、大阪市長に対する問責決議に対する解釈を語ると、
公明は一気に腰砕けになりました。
責任を問うと書いて問責、
その程度の見識で責任を問うつもりだった訳ですか。
参院選を控え、また橋下市長が辞職して出直し選挙とした場合、
対立候補も立てられないことから、
公明党市議団として翻意した訳です。
賛成するというのであれば、
あの一連の発言に大きな誤りがあったと考えていたはずで、
それなのに、「選挙」が見えたら、
この有様です。
維新にしてみても、選挙をやりたい訳ではなく、
単純なブラフなのでしょう。
公明が新たに市長に示したペーパーは、
文言はそのままでただ「問責」の文字を外したものでした。
それで市長は了承、辞職はなくなりました。
実にくだらん。
いわゆる従軍慰安婦問題についての発言では、
何点か問題点があったものの、
大意は正当なものでした。
ところが、ほとんどのマスコミはただ批判するに留まり、
批判するならするで、どこがどうよくないのか、
誤りなのか、それを示すべきですが、
それはありません。
あったとしても、公正な資料に基づく批判ではありませんでした。
マスコミに限らず、この発言について非難している人たちは、
あの問題についてどの程度知ろうとしたのでしょうか?
この問題の根本がどこにあるのか、
朝日新聞が何を書いたのか、
その情報源は何なのか、
河野談話とは何なのか、
それを理解しようとしている人はどれぐらいいるのでしょうか?
おそらく、考えたくもないのでは?
自分たちの暗黒面を見なければならなくなるので。
宮沢内閣の時、あの政権は
慰安婦たちの復権のためという韓国政府の意向に沿って、
あるいは韓国内の反日ムードを収束させるため、
韓国がこの問題を新たな賠償問題にしないというので、
軍による強制徴用の証拠を探しました。
しかしありませんでした。
そして、出されたのが、
意味がよくわからない河野談話。
間違いなく、軍の管理によって、
その施設は運営されていました。
時間、階級ごとに料金が軍により決められていて、
その資料については存在しています。
そこまでは。
橋下代表が口にしたように、
日本の、韓国の女衒によるものであろうが何だろうが、
経緯はどうあれ、自分の意思によらない慰安所生活には、
日本人としての責任があろうかと思います。
ただ、もしも、それが金銭的な賠償だというのであれば、
筋違いです。
日韓の間には、
日韓基本条約
(日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約)
が1965年に発効しています。
この条約により、一切の請求権はなくなっています。
我が国は韓国に対して補償金を支払っています。
そもそも、日本政府は徴用者名簿等に従い、
個別に補償することにしていました。
それを受け入れず、韓国は政府が一括でそれを受け取り、
政府が個人等へ分配して受け渡すとしました。
21億ドル(+現物)の大金ですが、
それがどこへ消えたのか、
それが公正に個別分配されていないとすれば、
請求すべきは日本政府ではなく、
韓国政府であるのは国際法上疑いの余地はありません。
また、橋下代表は当時の戦場の常識についても語りました。
あの当時、遠征先で強姦事件が起きました。
日本人が現地の女性をレイプした訳です。
だから、その対策として慰安所が設けられました。
そのために、女性が日本国内、韓国、
台湾などから集められることになりました。
その後を見てみますと、
沖縄の女性たちは米軍人などの被害に遭っていますし
ベトナム戦争後、
現地の女性たちが米国人や韓国人を父親とする子供を産んでいます。
多くは強姦によるものだとされていて、
これは米韓軍に限らず、
戦争には一般市民の虐殺と財産の掠奪、
強姦は常に付きものだったんです。
それが一切ないほうが珍しいはずです。
間もなく、アメリカでは
What Soldiers Do:Sex and the American GI in World War II France
(兵士たちは何をした:第2次世界大戦中の仏における性と米兵)
なる研究書が出版されるそうです。
連合国軍の対ナチスドイツの戦線では、
ノルマンディー上陸作戦が極めて重要で、
これにより、欧州解放へと道が開けていきます。
この上陸作戦を成功させた米兵は英雄視されてきました。
その一方で、駐留した米国軍人による現地女性へのレイプが
公園で、道端でと、所構わず行われていたそうです。
売買春も多く行われていたようですが、
これなどはまだ秩序が保たれていたほうなのでしょう。
ドイツ人を見て隠れるのは男たちだったが、米兵の場合は女たちを隠さねばならなかった
ノルマンディーにはこのような言葉が伝わっています。
残念ながら、文化によらず、人種によらず、
人間にはこういう性質があります。
何千年もずっとそうしてきたんです。
私たちはその子孫です。
その中に自分は含まれていないかの如き思考は健全ではありません。
なお、最後にこの記事中でも
「従軍慰安婦」という言葉を用いていますが、
これはフィクション作家・千田夏光が創作した造語であり、
また、現在、韓国が米国で慰安婦を「Sex slave」として、
自国の元慰安婦の人権を踏みにじるかのような
ロビー活動が長年続いていますが、
「性奴隷」という言葉で彼女たちを最初に書いたのは
フィクション作家・吉田清治であることをを付け加えておきます。
詳しくは、それぞれの名前で調べてみてください。
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その程度の見識で問責なんて… 橋下大阪市長問責決議案否決 -従軍慰安婦問題-
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