24年が過ぎました。
習近平が中国の最高指導者となり、
かの国の民主活動家や被害者と遺族の間では、
「変化」が期待されていました。
彼の父は開明的な改革派として知られていた人物で
民主化運動についても理解者でしたから、
彼もそこに誇りを持っているのではないか、
そんな淡い期待です。
しかし、中国の微博では、
「6月4日」「六四」「天安門」などの言葉が
検索出来なくなっています。
言論の自由を認めない体制に、
民主化などを望めるはずはありません。
今年のこの日も、天安門広場では、
早朝から武装警官を多数配置し、
広場や繁華街も厳戒態勢の状態のようです。
この日のデモの申請も多数あり、
その全てを政府は却下しています。
天安門広場では、バスから降りた男性が、
何かを叫びながら近づこうとすると、
数十人の武装警官が取り押さえたそうです。
1989年6月4日の隣国で、
何があったのか、何が行われたのかについて、
私たちは忘れるべきではありません。
この事件で何人の人が殺されたのか、
今でもそれはわかっていません。
わかっているのは、中国共産党が発表した319人よりも、
ずっと多い数の人たちが虐殺されたということだけです。
数千人かもしれません。
1万人かもしれません。
それ以上かもしれません。
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