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いじめ防止法が成立、重大事案に報告義務 ~どのようにしていじめを発見するのか~

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いじめ防止法が成立、重大事案に報告義務 大津事件受け6党提出
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130621/crm13062113580006-n1.htm

「いじめ防止対策推進法」が成立しました。
ここまでに長くかかり、
人命を含めた多くの犠牲を払いましたが、
まずは第一歩というところです。
しかし、これでいじめが防げるかというと、
絶対に無理なのは考えるまでもなく、
全ては行動にかかっている訳です。

今回のいじめ防止法では、精神的苦痛を与える行為や、
ネットを利用しての行為もいじめと定義しています。

ただ、それをどうやって見つけるのか、
ここが問題です。

元々見つけにくいのがいじめで、
教員のいないところで行われるのが普通です。
暴力行為が行われても気付きにくいのに、
目に見えない「言葉」や「無視」、
「書き込み」といった行為には
なかなか気付けるものではないでしょう。

最初に気付くのは周囲の同級生で、
しかし、同級生たちにただ期待するのも酷というものです。
最悪の状況だと、命がけで大人に報せる訳ですから。

生徒に話してもらおうと考えるなら、
生徒がいじめに気付いた時に、

話してもらえる先生

でなければなりません。
そうであるためには、行動と言葉で示すしかないんですが、
告発する生徒の立場になって
物事を考えられる先生であればと思います。
先生方が守るべきなのは、
いじめられている生徒と、
告発した生徒であることを忘れずにいて欲しいと思います。
それが生徒に伝わらないと、
元々期待薄の告発が、
完全にあり得ないことになってしまいます。

あとは、うちの学校に、うちのクラスに

いじめはない

と思い込まないで下さい。
むしろ、

いじめは常に起こりうる

と考えたほうが健全ではないかと思います。

いじめはない

なんて決めつけていると、
見えるはずのものが見えなくなります。

いじめ防止法は、いじめが発見された状態からスタートしていて、
その発見のためのプロセスについては考えられてなさそうです。
どうすれば発見できるのか、
それはこの法律が可決したかどうかに関係なく、
周囲の大人たちの想像力が必要であろうかと考えます。




※関連記事
いじめ ~ つつきの順位 ~ 想像力
http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11305379757.html




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