参院選について、
私の投票基準などをお書きしようと思っていましたら、
もう公示日になってしまいました。
総務省でも書いて駄目なことがよくわかりませんので、
一応、控えておきます。
ただ、通常国会の最終日に起こったことを
私は忘れません。
では、何をお書きしようかと考えるんですが、
ダーウィンが来たのクジャクは今から資料集めは厳しいので、
明晩にするとしまして、
今夜は世界各地で起こっているデモについて考えます。
今、一番緊迫しているのは、エジプトですね。
ムバラク政権を打倒した一昨年のアラブの春でしたが、
現在はその後の大統領選挙で選ばれたモルシの退陣を迫るデモが行われ、
一部が暴動となり、死者も出ています。
民衆は彼の政権になっても生活がよくなるどころか、
物価高騰などで苦しくなる一方。
また、自らの権力を強化しようとする現政権に対する反発も強く、
特に前政権から政治に強い影響力を示していたエジプト軍が
「事態が収拾されなければ軍事介入」と宣言、
大統領支持派と反大統領派に協調を求めているのか、
あるいはモルシに削がれつつある実権を
再び確保しようとしているのでしょうか?
フィフィさんはアメリカの思惑について指摘されていますが…。
外国人から見ますとアラブの春以後、
なかなか観光に訪れようという意識にはならない国情で、
少し落ち着いてきたところでこれですから、
きっと観光による外貨獲得はまた少なくなるのでしょう。
打倒モルシはともかくとして、
彼を引きずりおろしたとして、
その後に誕生した政権でまた同じことが起こらないよう
法律により解決できる手段を設けなければなりません。
エジプトが緊迫するにつれ、
報道が少なくなったトルコ情勢ですが、
ネット上にもオリンピックのプレゼン関連以外は、
あまり見られませんね。
ただ、
イランラジオ日本語
http://japanese.irib.ir/
というイランのニュース音声配信しているサイトでは、
1日付、トルコ南部で17人が負傷したことを伝えています。
事の起こりはタクシム広場付近の緑地再開発計画なんですけれど、
政教分離であるはずなのに、
近年になって酒の販売や飲酒場所について
政府が規制を実施していたことなどに対する"世俗派"の不満が噴出、
オリンピック招致とその再開発も絡んで、
事態は悪化していきました。
反政府デモは収束の気配が見られず、
こちらも目が離せません。
サッカーワールドカップ開催では、
税金を投入しないとしていた政府でしたが、
FIFAの求めにあっさりと応じて税金を投入、
経済発展が進む国内では貧富の差が拡大、
税金をW杯ではなく教育や医療へと向けるべきだと、
ブラジル各地でデモが起こり、
それはコンフェデ杯開催中、
終了後の現在も続いています。
貧しい層の市民感情としては、
ブラジルのサッカー界のスターたちの出自にも
関係があるのではと解釈する人も。
少し前までは貧民街の生まれで
ボール一つも満足に買えない家庭から
スタートした選手たちが多かったものの、
今は富裕層の出身で子供の頃から
有名クラブに属した選手たちばかりになってしまった
という話ですね。
これに関係があるのかないのかわかりませんが、
ロナウドは
ブラジル国民は、直面している状況に嫌気がさしているのです。私は全面的にデモを支持します
と話し、
とはいえ、国民はW杯には反対していません。汚職や着服、保健や教育制度の運営方法に反抗しているのです国民がそのような状況に対して立ち上がり、変化を求めるデモが今のところほとんど平和的に行われているのは素晴らしいこと。ともかく、物事が素早く進展して、政府が国民の呼びかけに応じるという結果は出ています
と続けています。
たしかにコンフェデ杯当時、
多くの外国人が入国したはずですが、
彼らがデモの被害を受けたという話は聞きませんね。
今、世界中を賑わしている
元CIA職員のエドワード・スノーデンですけれど、
彼が香港にいる時に、中国政府は香港政府に
彼を出国させるよう要請し、
香港政府はそれに応じました。
このように、香港に対する中国政府の影響は強くなっています。
香港人には
自分たちは香港人だ。中国人ではない
という意識が強く、
現在の中国政府の言いなりになる香港政府を非難しています。
1997年に中国へ返還された香港ですが、
香港は高度な自治や言論の自由などの民主社会、
言論の自由、独自の税制、市場経済し通貨を持つ特別行政区であり、
これは50年間継続されるとされていました。
それが形骸化していて、メディアへの介入も目立ちます。
現在、普通選挙を求めるなどで10万人規模のデモが起こっています。
その香港のジャーナリストたちも先月デモをしていて、
それは新疆ウイグル自治区で
記者が身柄を拘束されたことに対する抗議でした。
新疆ウイグル自治区では反中デモが起きていて、
日本でも中国大使館前で
在日のウイグルの方々が抗議の声を上げています。
6月26日、新疆ウイグル自治区のトルファンで
武装した集団が警察署や地元政府を襲撃、
双方合わせて35人が死亡しています。
この事件をテロ事件として、
中国政府は非難しましたが、
実際はどうなのでしょうか?
チベットでも中央政府は彼の地の人々を虐げ続けていますが、
このウイグルの事件でも中国政府の発表を信じるものではありません。
今もウイグルでは地元民が殺されているようですね。