http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11570951438.html
こちらからの続きです。
人間にとっては最悪、手指を失う可能性のあるウツボ。
次の動画はグロテスクともいえるものなので、
問題ない方だけにご覧頂くとしまして、
第二の顎、
咽頭顎
の存在がその危険性を高めています。
しかし、自分はダイバーではない、
海に潜ることはないのでウツボには出会わないという考えも、
実は誤りだったりします。
子供が磯遊びしそうな潮だまりに、
ウツボがいることがあります。
魚なのに、陸でも見かけることがあるウツボ。
なぜ、そんなところにいるのか、
なぜ、それが可能なのでしょうか?
ウツボは獰猛な上に貪欲です。
食べることに対する執念が強いのか、
普段海底にいるウツボは食料を求めて陸に上がります。
干満の差、波の力によって魚などが
磯に打ち上げられることがあります。
その魚などの匂いを海底のウツボは感知し、
潮の流れに逆らい、
わざわざ陸まで追いかけてくるというのです。
この突き出ているものが鼻で、
打ち上げられた魚などからは体液が海中に溶け出し、
それをウツボは嗅ぎ分けます。
その嗅覚をその細胞の数で見ますと、
私たちが500万個、メダカが4万2千個なのに対し、
ウツボは2000万個もあります。
この嗅覚で食料の在処を探知しています。
釣り人の証言によりますと、
釣った魚を磯で捌いていたところ、
海中から岩場にウツボが上がってきたそうです。
水から出ても生きていられるウツボ。
頑丈な皮膚は岩場を這いずり回っても、
傷つくことはありません。
そして、体全体を覆うヌメリに、
大気中の酸素を溶かし、
皮膚表面近くの血管を通して呼吸することが出来ます。
ウツボはウナギ目ですが、
これはウナギにも出来る皮膚呼吸で、
皮膚が乾かない限り、30分程度なら問題なく生きていられます。
ということなので、
陸上にもウツボがいる可能性があることを忘れず、
絶対に触らないようにしましょう。
盛夏にはウツボも繁殖期を迎えます。
この時期の館山の海底はウツボのカップルだらけ。
なんと、1ヶ月以上もウツボのカップルは
一緒に過ごすんだとか。
オスがメスの下で体を震わせ、
メスの産卵を促しているのでしょうか。
おそらく世界初の映像だろうということですが、
ウツボの夫婦はこの共同作業を繰り返しながら、
ひと夏に数十万個の卵を産みます。
そして、産卵から1週間後、
こんな透明な赤ちゃんが。
この動画の説明ではその大きさから
ウツボの赤ちゃんのようなことが書かれていますが、
ウナギ目の赤ちゃん、レプトケファルスの見分け方を知らないので、
私にはよくわかりません。
この透明で平たい体で敵の目から逃れているとされていて、
そして半年から1年後、
ゆっくりとウツボらしい姿へと変化していきます。
成体になったウツボに天敵はほとんどいませんが、
子供の頃は敵ばかりです。
それでも自分で食料を見つけなくはなりません。
魚の死骸を見つけました。
恐る恐る近づきますが、
小さなエビに先を越されてしまいました。
エビが食料を運び去ろうとしています。
ウツボの子供はお腹が空いていたのか、
勇気を出して、
エビが運んでいる食料に噛みついて奪うことが出来ました。
この子もやがて館山の王者となっていくのでしょうか。
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