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たかじん胸いっぱい 他府県民から見たフシギの国・OSAKA! -その1- 「でん」して帰った?

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何かと特別な扱いを受ける大阪ですが、
先週の番組は2013夏バージョンとして、
そんな大阪ならではのお話でした。

大阪のおばちゃん避暑ファッション!!

として紹介されたのがこれ。



遭遇率90%となっていました。
大きなサンバイザーは「ダースベイダー」。



値段がお手頃なのもポイントです。

肘よりもずっと上までの長さの手袋、
文字では説明されていませんが、
傘を固定するための「さすべえ」の類いも描かれています。

数字はどうなのかはわかりませんが、
たしかにこのスタイルはよく見かけます。
さらに加えて、日傘が刺さっていることもあり、
巨大なサンバイザーには首や頬を
布で覆うことが出来るものもあるそうです。
紫外線対策に余念はありません。



なんとフルフェイスのサンバイザーです。
これはシャンプーハットのてつじさんですが、
誰だかわかりません。

遭遇率40%と紹介されたのが

アッパッパ(ー)

です。
サッカーの木綿地などで作られている女性用の夏服で、
くいだおれ創業者の山田六郎氏の考案らしいです。
これを焼き直して
新たなブームが、なんて話を聞くこともありまして、



これなどはもう少し下の世代向けの商品なのでしょうか?






これは今でも見かけることはありますが、
次の遭遇率10%とされた

シミーズ

姿はもうずいぶんと見ていません。



次は「言葉」。

北海道出身の36歳男性の疑問です。

別に「うそでしょ?」とか疑ってないのに、
なぜ最後に「いや、ホンマに」って言うの?


横山たかし・ひろしのたかしさんは、
フリートークでは話の最後に、

ホンマ、ぶっちゃた話

を付けておられましたね。
別にぶっちゃけた話でもないんですが。
大阪の人は話の合いの手のような使い方で、

嘘やん? ホンマ?

を入れることがありますので、
それに応える形なのかもしれませんね。


不思議な大阪の言葉。

シュッとしてんなあ

用例としては、対面している相手に対し、

自分、シュッとしてんなあ~

と使います。
擬態語なんですけれど、
英語でいうところの

cool

ぐらいの意味であるように思います。
洗練されている様、スマートである様を形容しています。
なお、この場合の「自分」は二人称です。

東京にでんして帰ってきたわ

これも難解です。
「でん」が伝わりません。
鬼ごっこなどの遊びで、
「タッチ」という行動がありますが、
これを「でん」と言います。
缶蹴りなどでも「タッチ」しますが、
これは英語なのでずっと後になって
用いられるようになったのでしょう。
「でん」はそれ以前の言葉なのでしょうね。
「でん」した後は即座に逃げます。
ということで、
上の言葉の意味は、
「東京で用事だけ済ませてとんぼ返りしてきました」
となります。


ちょー

「超」ではありません。
「ちょー」です。
アクセントや場面によって様々な用いられ方をしています。
人を呼ぶ時には

ちょー!

急ぎの場合は「ちょー!ちょー!ちょー!」と連呼します。
注意を促す時には

ちょちょちょっ危ないやんか!

などとし、怒る時には

ちょーちょーちょーちょーオイ!

と使い、これが度を超して呆れが混ざると、

ちょーお前、エエ加減にせえよ

となります。
その他、照れ隠しの時には

ちょ~やめてーやー

などとも使います。
もちろん、これらの「ちょー」は、
「ちょっと」の意味です。


後の番組はカレーライスと生卵などのお話になるんですが、
それは明晩にでもお書きするとして、
以前、この番組での大阪の言葉の話としては、
一昨年ぐらい前にやしきたかじんさんが

ようしゅんだ

の話をされていました。
これは「よく味が浸みている」の意味です。
その用例は、

このおでん、ようたけて味が出汁がしゅんでるなあ

としていました。
ちなみに、西日本ではでは「煮る」ことを
「た(煮・焚)く」と言います。
ただ、この時悲しかったのは、

おでん

なんですよね。
大阪に「おでん」はありませんでした。
ここ5年ぐらいなのではないでしょうか。
大阪に「おでん」が定着したのは。
本来、大阪ではそれを

関東煮き

または、

かんと煮き

と呼んでいました。
大阪の言葉を紹介している中で、
何気なく「おでん」が出てきたあたり、
コンビニの力は大きいなと思いました。
もうこれも死語になりつつあるんですね。






ねてしてタペ



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