http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11578877573.html
こちらからの続きです。
続いては「カレー」のお話でした。
なぜ、カレーライスに生卵を入れるの?
私自身は自ら生卵を入れるということはしないんですが、
たしかに、大阪ではカレーには生卵となっていることも多いです。
それはこの100年の歴史の自由軒と関わりがあるのでしょうか?
全国で見てみますと、
カレーライスに何かしらの卵を乗せる地域と、
卵を乗せない地域に分けられるようで、
そして、乗せる地域も生卵、目玉焼き、ゆで卵と分かれています。
番組が調べた大雑把な線引きですが、
都道府県単位ではこのように色分けされました。
言語周圏論などと同じで、
これを突き詰めていくと、
何かしら文化の伝播が見えてくるかもしれません。
ただし、卵は乗せるがこれのどこにも属さないのが
愛知県豊橋市周辺らしく、
ここでは生のウズラ卵を落としています。
なんでも、全国のウズラ卵の70%は
豊橋産なんだそうです。
話を戻しまして、大阪のカレー。
実は人口あたりのカレー専門店が日本一多い市町村が
大阪市だったりします。
人口10万人あたりで、大阪市では14軒、
それに次ぐ東京(23区)と福岡市は8軒です。
大阪人がカレーを好む一つの理由には、
大阪人が
いらち
だからです。
標準語では「せっかち」に近い言葉ですが、
カレーは注文した段階で
既に鍋の中で出来上がっているものであり、
注文を受ければ皿にご飯、
その上にカレーをかければ客に出すことが出来ます。
大阪人がカレーを求めているということで、
その需要に応えるべく
新しい商品を生み出してきたのも大阪でした。
そして、日本初のカレー粉を製造・販売したのが、
現在でも大阪市西淀川区に本社を構えるハチ食品でした。
1905年(明治38年)のことです。
その名も蜂カレー。
元々は薬種問屋でその商材であるウコンから、
カレー粉の製造販売へと商いを変えていきました。
さらに、1968年、大塚食品が世界初のレトルトカレー、
ボンカレーを発売。
この松山容子さんのパッケージは沖縄で今でも売られています。
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さて、カレー専門店が多い大阪ですが、
関西テレビのある天満界隈で見てみますと、
その数、なんと約40軒も。
このカレー激戦区の天満に生き残っているお店のカレーを
全て混ぜればどんな味になるんだろうかという試みがありました。
番組はそれぞれのお店に断られることを心配していましたが、
おもろいこと好きだからなのか、
探究心からなのか、
34のお店が協力してくれました。
以前、所さんの目がテンでは、
家庭でカレーを作る時に、
違う商品のカレーを混ぜて作れば
本当に美味しくなるのかを実験していました。
一般人によるブラインドテストでは、
混ぜたほうが不人気という結果で、
それは巷間言われていることとことなるものでした。
それぞれの商品は既に試行錯誤された上での商品化であるため、
というのがその理由でした。
この天満の34のカレー専門店のカレーを
混ぜ合わせたカレーはどうでしょうか?
試食した出演者の感想は良好で、
その味については
個性はないけど美味い
とシャンプーハットてつじさんの言葉がありました。