今週の産経夕刊には団長安田さんのインタビューが載っていまして、
1日付では芸人としての苦悩が語られていました。
道頓堀に新しい角座が出来まして、
安田大サーカスももう一度3人でと、
本腰を入れておられるようですね。
安田大サーカスは団長安田さん、
クロちゃん、HIROさんの3人組ですが、
そもそも、団長はいきなり引き合わせられた
クロちゃん、HIROさんを仕込んだのは団長です。
クロちゃんはなぜか松竹芸能でもアイドル部門に所属していて、
HIROさんは元力士で、人前でも話せるようにと
ご両親が芸人にという方なので、
お笑いのことは何もわからない二人を
団長が仕込むことから始められました。
文字通りのサーカスの団長のような
始まり方だった安田大サーカスですが、
人気が出るようになると、
クロちゃん、HIROさんのお二人のみがちやほやされるように。
団長によれば、一般の人から
ファンなんです。写真いいですか?
と頼まれても、団長が撮影役になることもあったとか。
団長は安田大サーカスのウリとして、
二人がどうすれば面白く見えるかを考えていて、
いざ自分に話が振られた時に、
何を喋ればいいのかわからなくなったんだそうです。
たまに喋っても空回り、
ついには引退も頭の中にあったとのこと。
そんなある仕事終わりの夏、
西麻布を団長が歩いていると、
バス停に停まった都バスから中村勘三郎さんと、
笑福亭鶴瓶さんが降りてこられて、
事務所の先輩の鶴瓶さんから
おお久しぶりやな、飯行くぞ
と声を掛けられました。
バスの中でいっぱい笑かしたったで
鶴瓶さんはそう話されたそうです。
芸人としては地位を築いている鶴瓶さんでも、
バスの乗客を笑わしたことを自慢すること、
そして、人を笑わせることの快感は芸人にしか得られない、
そのために自分は芸人になったことを思い出させてくれた、と。
勘三郎さんも団長の番組をご覧で憶えておられて、
何かの番組で団長が池にはまってエンディングという時に、
もう終わりですか、これでいいんですか?
という団長の台詞を誉められたそうです。
あの間とあの言い方がよかった。あの一言で番組が救われたよ
クロちゃん、HIROさんだけではなくて、
自分も見てくれていることを知り、
頑張ろう
と思い直されたというお話でした。
見ている人は見ているとはいいますけれど、
その人と出会えるかどうかはまた別の話ですよね。
亡くなられた勘三郎さんと、
鶴瓶さんとその時に出くわしてなければ。
関係ないんですけれど、
松竹芸能は本気でクロちゃんを
歌手として売り出すつもりだったのでしょうか?
気になるところです。
なぜこんな大御所がお二人揃って都バスなのかも気になりますが…。
↧
安田大サーカス 団長安田さん 都バスから降りてきた故勘三郎さん、鶴瓶さんに救われる
↧