秋田書店、懸賞の当選者水増し 消費者庁が措置命令
http://www.47news.jp/CN/201308/CN2013082001002047.html
驚きましたねえ。
このような事実があることには全く驚きませんが、
消費者庁が懸賞の問題で動くことに驚きです。
景品表示法違反であることは明らかなんですが、
これまで放置され続けていたんですよね。
ということは、内部からの告発があったと考えるべきでしょうか。
以下では動画でそのニュースが見られます。
当せん者水増し 秋田書店に再発防止命令
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130820/k10013904381000.html
私は懸賞が好きなので、
日常的に応募しているわけなんですが、
当選させる気がないと感じる懸賞はたくさんあります。
今回は「水増し」と発表されていて、
それに私が
架空懸賞
の可能性を感じた懸賞も、
実際にどうだかはわかりません。
わかりませんが、
個人情報を預けるという意味でも、
この種の感覚は必要になってきますし、
いくつも懸賞を見続けていれば、
養われることもあろうかと思います。
記者会見した消費者庁の担当者の話ですと、
秋田書店が実施していた懸賞では、
元々、スポンサー、あるいは賞品の提供者がいたのでしょう。
それがやがて提供されなくなり、
懸賞の打ち切り、
賞品の質、数を落とすという選択はせず、
「存在しない当選者」を作り出し、
名前を考えて誌面上で発表したようです。
こういう漫画雑誌の場合、
懸賞を実施する目的は他の懸賞同様のPRに加えて、
掲載している作品のどれが面白かったか、
他の記事の中ではどう感じたかなど、
読者の感想を知るという意味があります。
もしも、私がこの種の懸賞に応募していたとすれば、
こういうものは真面目に、
他の応募者にはない視点で書くように努めることでしょう。
結構な手間ですよね。
そして、誌面の応募券が必要だったらしいので、
郵便による懸賞、少なくとも50円切手が必要になります。
この手間と、無意味な50円切手は馬鹿馬鹿しいですよね。
ネットでの懸賞の場合も、
相手が何を求めているのか、
何のための懸賞なのかを考えなくてはなりません
そして、こちら側のリスクとコストが、
賞品などと見合うのかどうか。
たとえば、何かの資料請求が応募条件だと、
ほとんどの場合、
よくてDMが継続的に送られてきますし、
悪ければ電話が頻繁にかかってくることになります。
これでは、どんなに欲しい賞品でも、
割が合わないのではないでしょうか。
それに、私の印象では比較的、
この分野には架空懸賞の常連が多そうだと感じています。
この企業はなぜこんなに高価な品物をプレゼントするんだろう?
このお店はなぜ毎週のように懸賞を実施しているのだろう?
企業名などで検索してみることも必要かもしれません。
懸賞は楽しみの中で応募するもので、
それで不快な思いをするようではいけません。
応募条件等をよくよくご覧になり、
その上で応募されるかどうかをお決めになるべきかと思います。
今回の出来事で、
架空懸賞が減ることを願っています。
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雑誌懸賞の当選者数を水増し 消費者庁が措置命令 秋田書店 ~架空懸賞のお話~
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