最初のテーマは産卵・出産~子育てのお話でしたね。
人間の解釈で動物たちに
言葉をつけていたのは気に入りませんでしたが、
タツノオトシゴとシクリッドとナマズの関係が
紹介されていたのが面白かったです。
たまたま対比に見えただけなんでしょうけれど。
シクリッドとナマズのなかまの不思議な進化のお話は、
ダーウィンが来た!生きもの新伝説「アフリカ古代湖 魚たちの子育て大作戦!」
http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11597933997.html
こちらにお書きしています。
タツノオトシゴのメスはは輸卵管という
オスにしかないお腹の育児嚢に挿入して産卵します。
ここで卵を孵化させて"出産"するという仕組みです。
男の悲しみの一つに、子供が産めないという点があり、
タツノオトシゴはお腹も大きくなりますし、
"出産"もします。
生物界では自分の子孫かどうか、
その確実性が進化に関わっていて、
タツノオトシゴのオスの場合は、
確実に自分の遺伝子を受け継ぐ子なので、
このような進化はオス(の遺伝子)にとっての利益となります。
生物界でほとんどの場合のメスは
目の前の子供について母親は疑う余地なく自分の子だと考えます。。
だから、上の「ダーウィンが来た」でも扱われたある種のナマズや、
今夜「世界一受けたい授業」のイチゴヤドクガエルのような
エッグフィーダーと呼ばれる無精卵を与える種がいます。
自分が生んだのですから、
間違いないはずなんですが、
それを利用したのがカッコウなどの托卵で、
魚類の場合、アフリカのダンガニーカ湖のシクリッドに
ナマズ(シノドンティス・ムルティプンクタートス)
が子育てをさせています。
母親にとっては目の前で孵化したのは
疑う余地なく自分の子ですので、
このナマズはそこを利用しています。
自然界には善も悪もないんですねえ。
あるのは目の前で起きている現象、
結果だけなんですね。
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「世界一受けたい授業」でシクリッドとナマズが紹介されました。タツノオトシゴの「出産」動画なども
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