今期はドラマをたくさん見ているような気がしますが、
また一つ加わったのが
NHK-BSプレミアム「スペシャル時代劇 大岡越前」
です。
地上波で娯楽時代劇がほぼ全滅している中で、
唯一期待できるのが、BSのこの枠、
そして地上波総合への流れですね。
実際に見てみて驚かされました。
オープニングがこのテーマでしたから。
クレジットを見続けていますと、
その意味がわかりました。
これ、C.A.L制作ではないですか。
C.A.Lは「水戸黄門」や「大岡越前」、
TBSのいわゆる「ナショナル劇場」用に制作していて、
この枠が名実ともに終了し、
それ以前に時代劇は作られなくなっていましたから、
こういう話が持ち上がったのでしょうか?
3月に放送されていた時には気付きませんでしたが、
再放送があってよかったです。
古い時代劇が好きで、
でも、「水戸黄門」はあまり好きではありませんでした。
それよりもその合間の「大岡越前」や「江戸を斬る」のほうが好みでしたね。
本放送よりも再放送でたくさん見たような気もします。
ところで、少し前に伊勢神宮に参ってきまして、
私個人は来年行こうと考えていたんですが。
その伊勢で、解散は宇治山田だったんですけれど、
私、この地の「山田」という地名を知っていたような気がしていたんです。
ようやくわかりました。
歴史秘話ヒストリア 「正義」の話をいたそう! ~大岡越前 白熱裁判~ その1 名奉行誕生
http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-10781994139.html
大岡忠相が江戸南町奉行となる前は
伊勢山田奉行だったんですね。
この山田を記憶から引き出せずに困っていた訳です。
山田奉行時代に紀州の若殿様の禁漁を質に、
紀州藩と地元の農民の間で起こった境界線争いに決着を着けた、
という逸話があります。
そして、数年後、江戸に呼び出された忠相が目通りしたのは、
あの時の紀州の若殿、
そして今は新しく八代将軍となった徳川吉宗だった…、
というお話。
実際はどうだったかはわかりませんが、
ドラマではこれ踏まえての脚本となっていました。
なんでも、「ナショナル劇場」時代の脚本を
書き直したものらしいので、
当時からそういう話にしていたんでしょうね。
昔は加藤剛さんが演じられた大岡忠相は東山紀之さん、
亡くなられた竹脇無我さんの榊原伊織を勝村政信さん、
出番は少ないのかもしれませんが、
徳川吉宗は平岳大さん。
今回調べてみて初めて知ったんですが、
オリジナルでは忠相の父・忠高を片岡千恵蔵さんが演じられていたんですね。
今回は津川雅彦さんです。
貴重な娯楽時代劇であり、
なかなかの良作ではないかと思います。
金曜20時、日曜6時45分から放送です。
視聴環境にあり、春にご覧でなければぜひ。
年明けには新作も?
↧
NHK-BSプレミアム「スペシャル時代劇 大岡越前」再放送視聴中
↧