今年の大河ドラマは、
私に縁のある地名がたくさん出てきているんです。
それでも、第2話を見終わるまで気付かなかったのが、
彼女のモデルが志織姫であり、
つまり、劇中のあの悲劇は
八朔の雛祭り
なんだということを。
1564年1月11日、室津・室山城の浦上清宗に嫁いだのが
小寺職隆の娘(名前不明、一説には志織)でした。
彼女は小寺(黒田)官兵衛の妹。
清宗の父・政宗は黒田家と結んだ証として、
志織を息子の妻に迎え入れました。
政宗の祖父・村宗は当時の主・赤松義村を殺していて、
また、義村の子の赤松晴政が村宗を殺しています。
加えて、赤松家は黒田家との関係もよろしくない、
ここで両家の結びつきが固くなるのも困る、
そこで、婚儀の隙を突き、政秀の軍が急襲、
志織は長刀を振るい、果敢に戦ったそうですが、
敢えなく討ち死に。
政宗、清宗親子も斬殺されました。
劇中の官兵衛の初恋の相手、
おたつはドラマオリジナルなんですけれど、
この志織がモデルだったんですね。
妹ではなく、惚れ合った間柄にと。
室津には旧暦の八朔の日、八月一日の日に行う週間があり、
これは非業の死を遂げた花嫁のために、
3月3日ではなく、半年遅れの八朔の日に
延期したことが由来だとされます。
たつの市のサイトを見てみますと、
長らく絶えていた行事なんだそうで、
それを復活させて昨年は第11回だったようです。
あと「室津追考記」には、
彼女が嫁いだのは政宗の弟・宗景となっているようですが、
兄とは不仲で、
宗景の生没年は不詳ながら、
本能寺の変あたりには生きていたようですので、
話が違うような気がします。
ところで、先ほどこのような動画を見つけました。
官兵衛くんがゆく~巻ノ一 本能寺のヘン?~
NHKonlineのチャンネルで、
今夜公開されたばかりですね。
「ヒストリア」や「軍師官兵衛」のPRということなのでしょうか。
官兵衛くんがゆく~巻ノ二 草履ン・ラブ~
官兵衛くんがゆく~巻ノ三 鳴かぬなら~
¥1,103
Amazon.co.jp
NHK大河ドラマ 軍師官兵衛 一/著者不明
¥1,470
Amazon.co.jp
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」完全読本 (NIKKO MOOK)/著者不明
¥1,050
Amazon.co.jp
大河ドラマ 軍師官兵衛 オリジナル・サウンドトラック Vol.1/TVサントラ
¥3,255
Amazon.co.jp