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橋下大阪市長辞任意向表明「都構想の是非を問う選挙ではない」 自民・共産は対立候補を立てるべき

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仕方ないんですかねえ。
避けられるものであれば避けるべきですが。



松井大阪府知事・橋下市長の会見からしますと、

・都構想は住民投票で決められるもので
市長選で性質の是非を問うものではない

・住民投票のために必要な都構想の「設計図と説明書」を
有権者に提示するために、
大阪市再編における区割り案の決定したいが、
31日の法定協議会で維新の会以外全てがそれに反対した

・設計図を作成するためには深い議論が必要であり、
1つの案に絞らなくてはならない。
そのための大義が必要であるので、
市長選挙で市民の後押しを受けなければいけない




さすがに弁舌は見事ですね。
日本にこれほど滔々と考えを述べられる政治家は
他にいないように思います。

橋下市長のここまでの市政(あるいは府知事時代の府政)では、
私には教育改革の方向性、そして文楽の扱いなど、
賛成しかねる部分も多く、
また、維新の会が掲げる道州制には明確に反対については、
明確に反対しています。
しかし、大阪府市統合は大阪の利益になるのではないかと考えています。
ただ、ここで彼が述べているのは、
都構想の是非ではない、ということですが。

まあ、とにかく都構想においてここまでの大阪府議会、
大阪市議会の他会派の考えというのがよくわからないんですね。
問題の区割りについて市長らは
「5区案」に決定しようとしていました。
会見によれば、4案のうち、
2案は既に合理的でないことが明らかであり、
「7区案」は経済的に合わないことが判明したために、
「5区案」のみを詰めていきたいとしました。
他会派はそれを拒否、否決となった訳で、
ということは、他会派は
それぞれの考えがあるということでしょうか?
私にはそれが見えてきません。
他会派の中には公明党も含まれています。
会見では怒りを隠しませんでしたが、
ここのところ、国政でも
地方でも公明党の立位置がよくわかりません。
名護市長選の時もそうですし、
今回のことでもそうです。
維新に勢いがあればそれに乗っかり、
それに翳りが見えれば、遠ざかる、
ただの日和見なのでしょうか。
ただ単に、党利党略として、
自らの価値を誇示したいが為の行為だと。
選挙協力したのに、ここで裏切られたというのが、
市長の怒りの中身です。
おそらく、公明党大阪議連は、
都構想に反対したわけではなく、
4案を継続しての審議が必要だと言っているに過ぎないと言うことでしょう。
どのような計画であれ、ある程度の期限は必要で、
それが彼が言うこの夏までが適当かはともかく、
そのことについて公明党はどう考えているのでしょうか?
いつまでにやりましょう、という提案が
公明党からあったのでしょうか?
この会見で、松井知事は公明からの対案は
全くなかったと述べていますが。

公明だけではなく、
大阪自民などは大阪市政、大阪府政のためというよりも、
第一の行動原理が
「維新憎し」であるようにも感じていました。
市長がいつ辞任するかは不明ですが、
他党は候補者を立てない方針であるようです。
誰かが立候補したとしても泡沫候補のみとなり、
そうなることで、橋下個人の我が儘、
独り相撲であるという印象づけをしたいもようです。

大阪都構想、あるいは他の大阪市政において、
何も考えがないのでしょうか?
考えがあるからこそ、
31日の法定協議会で市長の考えに反対したのでは?
対立候補を立てないということは、
つまり、現在の橋下徹大阪市長の市政を
是認したということです。
自分たちの考えで市政を行うための市長候補を
出さないというのであれば、当然、大阪市長には

橋下徹が適任

と考えていると表明していることに同じですから。
区割り案、あるいは都構想そのものに反対であるなら、
自民大阪市議団、自民大阪府支部も、
共産党大阪市議団、共産党大阪府委員会も
大阪市長には

現職が適任

だと考えているんですよね?

選挙は、自分がその職に最も適任である、
最も優れた考えを持っているとして立候補するものです。
自民、民主、公明など、
立候補者を立てないということは、
それを持たないか、
他の立候補者のほうが優れていることを認める行為となります。

何も考えていないのではありませんか?

自民党 大阪府連 | 本気で考えよう!大阪の将来 大阪都構想の不都合な真実
http://www.osaka-jimin.jp/not-osakato/

自民大阪府議連は、
こんなFlash満載のどこかの質の悪い
アフィリエイト商材のPRみたいなサイトを作っているじゃありませんか。
自民大阪市議団も同じ考えなのでしょう?
都構想に対して反対なら、
立候補してそれを訴えればいいじゃありませんか。


大阪府、大阪市の二重行政の弊害は確実に存在しています。
たまたま今、松井知事、橋下市長という同じ考えの首長であるため、
改善の方向にある訳ですが、
いずれ、違う考えの府知事、市長となるでしょう。
府議会、市議会の議員の構成も同じになるとは限りません。
その時、また二重行政が悪化するのではないか、
それが府市統合の第一の意義です。
大阪は日本第二の都市だと言われてきていますけれど、
この先もそうでしょうか?
現在でも既に名古屋に負けている部分も多いのでは?
大阪が第二の都市だとしても、
第一の東京との差は開くばかり。
大阪はジリ貧なのは事実です。
一極集中、それを解消しないといけない、
災害に対する備えとしても、
国家の機能を分散させなくてはいけない、
中央でもそう言われ続けていますが、
具体的に国政で何かが変わったということもありません。
そのためのアイディアとしても、
都構想が掲げられてきました。
大阪府と大阪市のエンジンを束ねて、
一つの力として、大阪の力としよう、
そういう考えです。
もしも、自民にこれらの問題に対する考えが何かあるのであれば、
それを訴えるべく、間もなく行われるであろう大阪市長選挙に
候補者を立てればいいじゃありませんか。
「大阪広域戦略協議会」なるものが実現すれば、
これら全ての懸案がクリアになると訴えて続けているではありませんか。
対立候補を立てない理由はないはずです。



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