佐山河内守氏と新垣隆氏に関する問題で、
楽曲に関する私の考えは既にお書きしましたけれど、
社会人として彼らは、相応の責任を負う、
責任を果たさなければならないと思います。
そんな中、こんなページが
キャンペーン | 新垣先生に寛大な対処をお願いします。
http://www.morishitayui.jp/samuragochi-niigaki/
桐朋学園大学は新垣氏に対し、何らかの処分を下しそうです。
マスコミの報道について|桐朋学園大学音楽学部
http://www.tohomusic.ac.jp/college/topics/2013/2014-0206.html
これに対し、寛大な処分を求めようというのが、
上の運動のようです。
既に5,295人の賛同者があり、
このページを見つけて1時間で100人ほど増えました。
これに参加しているのは、教え子や元教え子、
その関係者でしょうか。
私、彼の会見を見て、悪人には見えなかったんですね。
印象のみで根拠は薄いんですが、
彼が嘘を言っているようには見えませんでした。
「高橋選手には堂々と」なんて身勝手な願いだと思います。
でも、根っからの悪人ではないかと思いました。
なぜ、このタイミングで告白するんだろうかと考えた時に、
私は文春が嗅ぎつけたので逃げられなくなり、
ということかと思ったんですが、
クラシックファンであり、チェロもお弾きになっている
江川紹子さんがこのようなことをお書きになっています。
彼はなぜゴーストライターを続けたのか~佐村河内氏の曲を書いていた新垣隆氏の記者会見を聴いて考える
http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20140206-00032407/
この中に「義手のヴァイオリニスト少女」が出てきます。
調べてみますと、昨年3月31日に放送された
NHKスペシャル「魂の旋律~音を失った作曲家~」で
放送された現在中学1年生の少女のようです。
彼女が小学5年生の時に、佐村河内氏から(おそらく新垣氏作曲の)
「ヴァイオリンのためのソナチネ」なる曲を献呈されています。
娘は、佐村河内氏から格別の厚遇を受け(中略)様々な恩恵を授かりましたので、それに関しては大変感謝しております。
ただここ1年ほどは、絶対服従を前提に徐々に従いがたい要求を出されるようになり、昨年11月に、服従できぬと回答しましたところ大いに怒りを買い、絶縁された状態になっておりました
これはこの少女の父親のコメントです。
この「絶対服従を前提に徐々に従いがたい要求」という部分、
ここに強烈にひっかかるんです。
佐村河内氏はこの少女に何を強いたのか、
それと、今回の新垣氏の告白は無関係なのでしょうか。
おそらく、音楽的に有効な指導は彼には無理でしょう。
もしかすると、事実を明らかにしないほうが
いいことなのかもしれません。
彼らの罪は重いと思います。
その罪は、被爆地としての広島、あるいは長崎、
そして、東日本大震災の被災者、
さらに、多くの聴覚障害者、全障害者に対してのものであります。
ただ、もしかすると、
新垣氏の人の良さが悪用されたのではないか、
そんな気もしています。
18年間でたった700万円のギャラ、
佐村河内氏は印税でどれほど稼いだことでしょう?
ところで、今回の事件では、
佐村河内氏の"全聾"が疑問視されています。
こういう事があると、聴覚障害者は裏切られただけでなく、
要らぬ疑いを持たれるなどするかもしれません。
そう考えていますと、
ベートーベンって、実際のところどうだったのか、
自分がよく知らないことに気付きました。
そしてひと口に聴覚障害者とはいうものの、
その程度は様々であるはずです。
そのあたりのことも全く知らないことにも気付きました。
勉強しなければなりません。
この件については、いずれ記事にしたいと思います。
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佐山河内守氏のゴーストライター、新垣隆氏に「寛大な処分を」との嘆願活動始まる
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