昨夜は驚きました。
たかじんさんに食道癌が発見されたというニュースが流れました。
彼は普段から「病院大好き」と公言されていましたので、
もしも、それがごく初期の発見に功を奏したのであれば、
よかったですよね。
まあ、しばらくお休みになって、
その間、大好きなテレビを厭になるほど、
ご覧になればと思います。
たしか十数台の録画機を備えておられ、
全ての番組を見ている
と仰っていました。
実際には高速試聴しても不可能でしょうけれど、
たしかに異常にテレビを見ている方ではあります。
始まったドラマの視聴率予想とか、
なかなかの近似値を予想して見せたり。
昔の大阪弁でいうところの
やたけた
なお人。
一見、自暴自棄で無思慮なように見えますけれど、
実はとても気が細かい方で、
シャイな性格なお人でもあります。
最近はコンサートを滅多にされないので、
あまり口にされなくなりましたが、
昔から仰っていたのが、
開演には必ず伴うというプレッシャーからの嘔吐。
喋ることについてはともかく、
歌に対するプライドは相当なものをお持ちで、
レコーディングは1回だけ歌うとかも仰っていましたね。
昔、月~金の昼に生のラジオ番組をされていた頃、
金曜日だけは公開生放送で、
私は授業に出ずにそれを見に行っていました。
円広志さんとご一緒で、ギター漫才のようなコーナーもありましたが、
あのコーナーが打ち合わせなしだと聞いて
驚いたことを憶えています。
このギター漫才はテレビ番組のレギュラーともなり、
それらの芸に対し、上方お笑い大賞受賞を打診されるも、
芸人に対して洒落にならんという理由で特別賞を受賞されました。
私が公開生放送に行っていたのは、
放送も面白かったんですけれど、
一番面白かったのは、番組終了後で、
どうかすると、一時間以上もうだうだと喋っておられました。
歌も聴けることがあって、
私の膝の前から何十秒間か歌を聞くことも出来ました。
ご自身の持ち歌も歌われますが、
放送用のステージには必ず「歌本」とギターが持ち込まれていて、
他の歌い手さんの歌も頻繁に聞く事が出来ました。
そういう歌でも聞かせてくるのは、
彼の実力があればこそでしょう。
私が彼の歌で特に好きなのはこの2曲。
この「あんた」は彼にとっても特別な曲。
「泣いてもいいか」は彼にしては珍しくも男歌です。
番組はどうなるんでしょうねえ?
各番組、かなりの視聴率ですので、
終わるのも難しそうですし、
とはいえ、島田紳助さん以上に、
彼の色が強い番組ばかり。
比較的彼がいなくてもなんとかなりそうなのが、
「たかじんのそこまで言って委員会」でしょうか。
これは辛坊治郎さんを芯に据えれば問題は起こらないでしょう。
この番組では、たかじんさんは聞き役に徹されている時間が長いんですけれど、
この番組において、彼の色を特に感じるのは、
絶対に東京では放送しない
と頑なな点でしょうか。
全国20局近くで放送されているにもかかわらず、
日本テレビでは放送されていません。
日本テレビはよみうりテレビにゴールデン番組として打診したそうですが、
彼自身が拒否したとされています。
TVタックルとこの番組の違いを見てもわかるように、
この番組と、TVタックルは共通のパネリストも多数なんですけれど、
放送されている内容があまりに違いすぎます。
発言に対する制限が強くなるのを避けたいのでしょう。
それにもしかすると、関西ローカルの番組が、
全国で放送されたとたんに、
視聴率低下ということが過去に何度もありましたので、
そういうこともあるのかもしれません。
ちなみに、東京で放送するのであれば
番組を辞める
と言っておられるとか?
DVDとかでなら放送よりも規制が緩くなるのか、
こういうものが発売されています。
大阪でも放送できない内容だったりもしますが…
¥5,040
Amazon.co.jp
たかじんのそこまで言って委員会 超・国防論(2枚組) [DVD]/やしきたかじん,辛坊治郎
¥5,040
Amazon.co.jp
あとの番組は収録分がなくなったら、
1週か2週は総集編を放送しつつ、
あとはどうするか…?
昼間の生放送では、
宮根、頼む
とメッセージがあったそうですが、
彼は彼で忙しそうですしねえ。
出来れば彼がある程度安心して療養出来るような
司会者がいいんですけれど、
関西も最近あまり、新進の司会者というのは、
出現していませんし、はたして…?
そういえば、こういう
伸縮する指示棒、差し棒の国内の消費数が減るかも?
普通、必要だとしても、
1本あれば買い換えることはほとんどない差し棒ですけれど、
なぜか大阪が一番よく買われているそうで、
もしかすると、彼が放送中に指し棒でパネルを叩いていて、
それで頻繁に折れるので大阪が日本一だとか。
最も初期の段階であれば、
食道癌は切開せずとも、内視鏡手術で完了するとも聞きます。
彼の会社からは
本人はいたって元気で、驚いている次第ですが、食道がんには最もいけないタバコ、お酒もしばらく我慢していただき治療に専念していただこうと思っております
というメッセージが出ていますけれど、
快癒の後はまた喫煙と飲酒を?
煙草を吸わない、酒を飲まない彼は想像できませんけれど、
それでも、どちらも断たれたほうがよいと思うんですけれど…
ともあれ、またテレビで暴れて欲しいものです。