あだち充さんの新連載として、
「タッチ」の26年後を舞台とした「MIX」を開始することが発表されました。
このブログでは、あまり漫画の話題は架けていないんですが、
これまでに「H2」と
「クロスゲーム」の記事をお書きしたことがありました。
いずれも高校野球ものです。
特に「H2」がお気に入りです。
以前もお書きしましたが、
彼の作品は台詞のないコマの使い方が素晴らしいんですよね。
小説よりも漫画のほうが表現しやすいことの一つに、
時間の流れがあろうかと思います。
比較的、ページの中の時間の流れを
読者に体感させやすいように思います。
この時間の扱いが素晴らしく、
文章ですと、行間を読ませる書き方があるんでしょうが、
それとは少し違う、ビジュアルを伴わせる中での
時間的、空間的な空白がいいんですよね。
「タッチ」は1981年から連載が始まった作品です。
この作品は新たな分野を開拓したとされています。
スポーツものなのにスポ根ではないこと、
高校野球を中心に進められる作品であるのに、
野球に対する知識が薄い人も惹きつけられるものであったこと、
それは、野球に劣らないぐらい、
恋愛に作品の重きを置いていたからでしょう。
スポーツものとラブコメの融合というスタイルが
多くの読者を獲得し、アニメ化されたことで、
さらにファンを増やしていきました。
連載が終了、連続アニメも終了してからも、
劇場版アニメやテレビ特番アニメとして、
その後の二人の姿が描かれたりもしましたね。
近年では実写版もあったでしょうか。
そういえば…、最近はアニメ版で上杉達也役だった
三ツ矢雄二さんが暴れていますよねえ。
なんでも「グレーゾーン」だそうで、
でも、昔にカミングアウトしていたような?
その少し前にはいとうあさこさんですね。
浅倉南、○○歳、なんだかイライラする
というネタがウケたりしました。
考えてみれば、タッチから26年ということは、
浅倉南もいとうあさこさんのこのネタぐらいの年齢ですよね。
上杉達也や浅倉南が登場するかは未定ですが、
登場しないまでも、
その存在を匂わせるぐらい描き方はされそうですよね。
あだち充さんはそういう遊びが好きですし。
最近では「クロスゲーム」と「H2」の世界は
重なっていることを想像させているとか。
こういうものよりは、深い描き方にはなると思います。
新作「MIX」は5月12日発売の「ゲッサン」6月号から連載開始の予定です。
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