2015年、今年も2月1日から始まっております
「ヤマザキ春のパンまつり」は2月1日から4月30日まで。
北海道のみがそれぞれひと月遅れの開催期間です。
うちの実家だと、ほとんどこの白い食器だったように思います。
おそらく、一度も使っていないものもあるのではないかと。
調べてみますと、
1981年から以後、春には行われて当然のものとなっているようです。
これは1990年のもののようですね。
こちらは2011年の「ヤマザキ春のパンまつり」のCMです。
この年ももちろん同じスケジュールで開催されていた
春のパンまつりは3月11日の東北地方太平洋沖地震、
その東日本大震災により、休止を余儀なくされています。
その理由は生産体制と配送状況に問題があることだったようですね。
もしかすると、自粛ラッシュでしたから、
自粛の意味もあったのかもしれませんが、
「シールは捨てないで」というアナウンスもされていました。
この頃、ネット上では夏に再開するのではという憶測が出ていて、
「夏のパンまつり」になるのではというものでしたが、
実際は4月25日~6月16日の開催となり、
予想よりもかなり早い再開となっていました。
ただ、イベント名は「白いお皿プレゼント」に変更されましたけれど。
今年も「春のパンまつり」は例年通りのスケジュールで行われていて、
あたりまえの事があたりまえに行われることの意味を感じます。
本日、
http://www.yahoo.co.jp/
Yahoo! JAPANにて、「3.11」で検索しますと、
一人あたり10円が復興支援目的に寄付されるようです。
皆様も参加してみて下さい。
7日、南三陸道路でトンネルが貫通しました。
この南三陸道路は三陸縦貫自動車道の一部で、
全線開通は2017年の予定。
もちろん、移動の時間短縮が見込まれますが、
震災の復興にも大きな役割を果たすものと期待されています。
これらの被災地のための道路建設は今後も引き続き必要で、
出来れば、加速していってほしいと思います。
震災直後から、幹線がどんどん復旧されていきましたが、
それを当たり前のように行えたのは、
日本がその技術を持ち合わせていたからでしょう。
今後も、何時いかなる時でも、
当たり前のように行えるようでなくてはいけません。
もしも、その分野を外国任せにするようでは、
復旧、復興も遅れが出て来るはずですから。
山崎製パンの生産と配送の体制が早期に整ったのも、
やはり、資材や人手が国内で賄えたからで、
残念ながら、小麦粉などは外国頼みですけれど、
出来る限り、国内経済のためにも国内で賄えたらと願います。
あの日以来、あたりまえの生活が奪われ、
今も多くの人があたりまえの生活に戻れない状態が続いています。
震災復興も、日本にとっては生産活動、産業なのですから、
日本経済にとって大きなプラスになるはずなのに、
上手くまわっていません。
復興住宅ですらほとんど完成しておらず、
仮設住宅は大地震直後からそのままです。
これは構造改革以後、土木建築から人材がいなくなったことと
大きな関係があるでしょうけれど、
人材育成を含めて、国はさらに注力していかなくてはならないでしょう。
土木と建築の各企業に雇用を増やさせようとするなら、
継続的な事業が必要で、それは震災復興事業、
そして、老朽化したインフラ、防災・減災事業を継続すれば良いでしょう。
政府は復興よりも、"財政再建"などという無意味なものを優先し、
「国の借金」などと言い続けていることに非難の声を上げなくてはなりません。
我が国にとって、震災復興はあたりまえのことなのですから。
また、原発事故という特殊な要因を抱える福島県の一部では、
いい加減にデマレベルの避難指示区域の指定を
見直さなくてはならないでしょう。
無用な除染で放射性物質を掻き集めてしまうことにもなります。
また、繰り返しになりますが、
健康に被害をもたらすほどの帰宅できない地域はごく限られているはずで、
事実のみを基準にした指定にすべきです。
希望者には新しいあたりまえの生活が得られるよう、
わずかでもそこに近づいていただければと思います。
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あたりまえの事をあたりまえに出来ること、あたりまえにすること -4年が過ぎた3.11-
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