ここのところ、目ぼしいライティングの仕事が少ないのと、
ペース配分が少しだけ出来るようになったのか、
連日の更新となります。
明日も更新の予定ですが、
本日はまず緊急性の高い問題からご紹介します。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは
ゲストの不利益をなくすため、
不正転売の撲滅を目指します
https://www.usj.co.jp/company/news/2015/1016.html
16日付け株式会社ユー・エス・ジェイのニュースリリースです。
この問題は主に
ユニバーサル・エクスプレス・パス
についての問題となるでしょうか。
エクスプレス・パスはアトラクションの待ち時間を短縮し、
パレードの観賞エリアを確保するためのものです。
複数のエクスプレス・パスがあり、
後ろの数字は適用されるのアトラクションの数になっています。
それぞれ意味が異なりますので、
http://www.usj.co.jp/ticket/expresspass/
こちらでご覧ください。
感覚としては、東京ディズニーランドなどのファスト・パスに似ています。
ただ、エクスプレス・パスが3~6千円以上とそこそこの金額が付いているのは、
無料のファスト・パスとは違い、1度に1枚きりということはなく、
券種で決められているアトラクションなら、
並び直さなくても使用できます。
そのぶん、予めの購入が必要となのがエクスプレス・パスなんです。
それと、年間パスが東京ディズニーランドよりも割安というもの
エクスプレス・パスの価格に関係しているでしょうか。
東京ディズニーランドの場合、
8回以上行かないのと年間パスの元が取れないのに対し、
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは
4回で元が取れるような価格設定となっています。
だから、エクスプレス・パスでも利益を上げようという訳なのでしょう。
そのエクスプレス・パスは常々、
希望してもなかなか入手しづらいという問題がありました。
転売が横行していて、
最高で6千円代のエクスプレス・パスが
"正規価格の約7倍"の5万円近くになっていたりもします。
これは特にハリー・ポッターエリアが出来てから、
悪化したように思います。
遠方から来られる方の場合、
年に1回の旅行だからと、
仕方ないと買われてしまうんですが、
それが転売屋の思う壺でもあります。
だからといって、チケットの性質上、
大量に販売することも出来ません。
それに加えて、これが非合法組織の資金源になっている可能性もあり、
株式会社ユー・エス・ジェイはついに、
11月1日から、入手先が正規店でないチケットは使用できなくしてしまいます。
この件ではユー・エス・ジェイに得なことは何一つありません。
必ず現場で「なんで無効なんだ!」「早く入れろ!」というような
トラブルが起きることでしょう。
この対策のために数億円が必要だという話もあります。
それだけの資金をかけてでも、
この問題をクリアにしようという意気込みが感じられます。
これで不利益を被ったゲストに対しては、
それを望むのであれば、ユー・エス・ジェイか
転売業者への返金や、
集団訴訟、詐欺罪での刑事訴追手続きの支援をするとしています。
そこまでしようとする企業を応援したいと思います。
転売目的に買い占められたユニバーサル・スタジオ・ジャパンの各種チケットの総額は約10億円にのぼると見られます。
昔のダフ屋のそれとは規模が違います。
プログラムを用いて、一気に大量に買い占めてしまいます。
"パークを適正な価格で体験"してもらうためには
その対策が必要となっていました。
ユー・エス・ジェイはチケットのQRコードを認識し、
転売されたものかどうかを確認するようです。
"スタジオ・パス、ユニバーサル・エクスプレス・パス、
チェックイン・パス、特別観賞エリア入場券など"各種チケットがその対象です。
特に11月1日以降、気をつけてください。
せっかくですから、
楽しい1日にしないといけません。
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