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このあたりを読み続けていて、
それぞれの時代の日本と日本人を知るには
なかなかの資料で面白いんですが、
これらを読む時間を奪っているのが
北条司さんの漫画「エンジェル・ハート」です。
福田花音さんのアンジュルム卒業公演などでも
ここのところよく泣いていて、
「エンジェル・ハート」では、
かなりの頻度で泣かされています。
昔「シティーハンター」は途中まで読んでいて、
たぶん、当時の私はギャグに辛くなったので、
読むのをやめたと思うんですが、
先日終了したドラマ版「エンジェル・ハート」の初回を見て、
「エンジェル・ハート」が「シティーハンター」の続篇ではないことを知り、
読んでみることにしました。
こういう時に、私は何事もはじめから読まないと気が済まない質で、
まずは「シティーハンター」を完読することにしました。
「シティーハンター」を手にしてみますと、
ごく初期はシビアな話も多く、
この傾向が続いていれば、私好みだったのかもしれません。
「エンジェル・ハート」ではいきなり、
"槇村香"が死にますけれど、
きっと連載当時大騒ぎになったのでしょう。
「シティーハンター」ではヒロイン、
ファンも多かったようですから。
※読書前のご注意
「angel heart」は「city hunter」に登場する
団体、人物、事件等には一切無関係です。
たとえ同名の人物等が登場しても、
物語的にはまったく繋がりがなく、固有のものです。
「C・H」の続篇と勘違いして読まれて、
不快感等をもよおした場合の責任は持ちかねます。
以上の注意を考慮し、
それでも読むと決心された方に著者よりのメッセージです。
「ようこそ、パラレルワールドへ!」
「エンジェル・ハート」を
「シティーハンター」のパラレルワールドとしたのは、
そのためのクッションでしょうけれど、
「エンジェル・ハート」の世界を描くには、
やっぱり、彼女の死ありきでしか成立しないのでしょう。
重要なレギュラーキャラクターが死ぬ、
自分が殺した的の子供を養育する、
こういった設定は必殺シリーズにもよく見られたもので、
私が昔、必殺シリーズのパロディ、
というかパスティーシュの物語を作った時に、
ヒロインを殺しています。
約1年間続いた話でしたので、
自分で殺しておきながら、私自身、酷く落ち込みました。
その娘"あかね"は押込み強盗の子で、
その男を的にした「始末屋」が妹として養育、
この「始末屋」も殺されたことで、
兄の正体を知り、同業の道へと進む…のですが、
この設定が"槇村香"に似ているんですよね。
そして、私も"あかね"を殺してしまいました。
たった1年で、しかも20人ほどしか知らない話でも、
彼女を花火の夜に殺した後には、
私は落ち込んだわけで、
これが6年以上、しかも無数の人に愛された"槇村香"であれば、
北条司さんはどのような思いだったのかと考えてしまいます。
創作したキャラクターは、作者が意識するまでもなく、
勝手に動き回るようになって、
生命力を帯びるわけですから、
そのキャラクターは作者の頭の中に生きていたはずなんです。
「エンジェル・ハート」連載開始当初、
きっと多数の抗議や批判が寄せられたと思いますけれど、
"槇村香"を殺した張本人の北条さん自身が
一番辛かったのではないでしょうか。
「シティーハンター」では描き切れなかった「家族愛」がテーマということで、
現時点まで私が読んだエピソードでは、
ほぼ全て家族愛、家族の絆が主題となっています。
私が読んだ漫画の中で、
最も落涙率が高い作品となりました。
主人公が"香瑩"となり、
主人公だった冴羽獠が"獠爸爸"となり、
加齢とともに、渋さが加わったのが嬉しいですね。
それは掲載誌が少年誌ではなくなったからでしょうか。
ギャグも控えめになりました。
今は"ミキ"たちのバスジャック事件が終わったあたりを読んでいるところですが、
この"ミキ"が常に泣かせます。
私は「エンジェル・ハート」1巻にある言葉にあるように、
これを「シティーハンター」のパラレルワールドとしたことについて、
それはクッション以上の
エクスキューズの意味合いが強いのではないかと感じていて、
だから、パラレルワールドではなく
直接の続篇とした方が良かったのではないかと思うものの、
そうすると「ミキ」は「美樹」のままですので、
描けなくなるモノが増えそうです。
自分に力があって、彼の立場だったとすれば、
パラレルワールドか続篇かどちらにしたでしょうか。
ドラマ版はあれはあれで良かったと思うものの、
原作を読み始めてからは、
話の薄さが気になってしまいます。
「ミキ」にまつわる話でも、
中身が十分の一ぐらいになってしまっています。
それに、ラストバトル。
あの程度の映像になってしまうなら
アクションにこだわらず、
原作にはほとんどアクションシーンのないエピソードもありますし、
そちらを採用していた方が人情モノとしては良かったのかも。
それと、三吉彩花のお芝居はともかく、
ここは15歳ぐらいの女優さんを起用した方が良かったのかもと思います。
原作で"阿香"が"獠爸爸"の娘として落ち着いたあたりですと、
これぐらいの女優さんでも大丈夫だと思いますけれど。
上川隆也さんの役作りをはじめ、
原作に対する愛情が感じられたとのことで、
初回の視聴率はそこそこだったものの、
最終的には厳しいものとなりました。
あのエンディングは、続篇にも繋げられるものとなっていましたが、
はたしてどうなるでしょうか。
映画なら、アクションシーンも撮りやすくなりますが…
「エンジェル・ハート」の絵としては、
"香"と"阿香"の描き分け、
おそらく、元々"香"の顔から
"阿香"を生み出したのでしょうけれど、
2人が混ざった顔もあって、
それを読者に伝えるのは並大抵ではないかもしれません。
物語では、フィクションには
大きな「いい嘘」が不可欠であることを再認識しました。
移植された心臓に残留しているドナーの意識、
この作品はここから始まっていて、
失礼ながら、この種の設定は過去にもあるんですよね。
「JIN-仁-」にしても、
「現代の医師がタイムスリップして、
その知識と手技で、その時代の人を癒やしていく」という設定も、
この一文を読んだだけでは、
陳腐でさえあるわけですが、
作品を読むと、それが「いい嘘」であることがわかります。
筋が通っていることが大前提でありますが、
「嘘」を作品の中で真実に変えていくために必要なこと、
それも考えさせられます。
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