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過度な期待は禁物 爆買いのような外国人観光客による消費はGDPの1パーセントにも満たない

今日は少しだけ。

また、案内で大阪城へ行っておりました。
相変わらず、外国人ばかりで、
日本人といえば、売店の店員さんぐらいかと思える程です。

こういった外国人に対する需要は高く、
それは日々ニュースなどで報じられるところでもあり、
政府もその対応を重要視しています。

ただ、爆買いだなんだのといっても、
彼ら外国人観光客の消費は数兆円程度。
日本のGDPの1パーセントにも届きません。
これをさらに倍にしたところで、
2パーセントにもなりません。
しかも、今後、為替が円高に振れるようなことになれば、
その数は減少する可能性が高いです。
輸出も外国人観光客も、
不安定要素が大きいのです。

日本のGDPの60パーセントは個人消費です。
そこを見誤ってはいけません。
まるで、インバウンドだけが、
日本の経済の頼みの綱などという誤った認識が広まるような
報道に惑わされてはいけません。

もちろん、外国人観光客への対応は、
一種の外交でもありますので、
疎かには出来ません。
そのお金も無視できる規模ではないでしょう。
ただ、日本の経済という観点で見た場合、
爆買いだろうが何だろうが、
その意味を過大評価するべきではないんです。
日本経済のためには、
内需を増やすこと、
それだけしかありません。
外国人観光客でも、輸出でもないんです。



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