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あなたは詐欺師に騙されない? 今、大阪人が騙されやすい

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テレビ大阪の「わざわざ言うテレビ」に
悪質商法評論家の多田文明さんがゲストでご登場、



多田さんのお話は全国ネットでも聞くことができますが、
何度もご出演の「ビーバップ!ハイヒール」の時でも、
関西ローカルの時のほうが格段に面白いです。
そこで、多田さんのお話を含めまして、
最近の詐欺のお話を。

多田さんは悪徳商法評論家のほかに、
キャッチセールス評論家、
悪質商法コラムニスト、潜入ルポライターなどの肩書きがあるそうで、
彼がテレビでよく見かけるほかの○○評論家と違うのは、
自ら騙されてみるというのがウリである点。
実際に様々な詐欺に遭っており、
これまで損失金額は1,000万円以上だとか。
そのぶん、本が売れているそうですので、
元は取れているのかもしれませんけれど。

大阪人が特に危ないというのは最近よく聞くことで、
少し前までは「お金を出す時には疑り深い」大阪人は
なかなか騙されにくいとして、
ほかの地域でテレビコマーシャルが作られました。
ただ、大阪人には弱点があるとされ、
そこを突いたのが

還付金詐欺

です。
「~すれば、還付金が戻ってきますので、
どこそこでこういう手続きが必要です。
つきましては、指定の口座に○○○○円振り込んでください」というもの。
お金が入ってくるとなれば、
疑いの気持ちは弱くなるらしいです。
そして、この日の番組では触れられませんでしたが、
いわゆるオレオレ詐欺、振り込め詐欺では、
電話が使用されることがありますが、
従来、大阪人がこれに引っかかりにくかった理由の一つに、
大阪人は標準語を使わないというものがあります。
標準語を喋る息子を装う人物からの電話は
すぐに別人であることがわかります。
そして、他所の土地の人が話す大阪弁に敏感でもあります。
ところが、最近は詐欺グループも
ネイティブな大阪弁を話せる人物を用意するなどして、
もはや、大阪弁に対する違和感では見分けられなくなっています。
そして、大阪人が特殊詐欺に騙されにくいというイメージは、
大阪人自身、持っているらしく、
だからこそ、騙しやすいということになります。
実際、大阪でこの種の詐欺が増えているらしく、
大阪人に限らず、まず自分は騙されないと思わないことが大切でしょう。




多いのがこういうエロサイト関連の詐欺ですね。
ここでは「エロ動画を見ていたら」となっていますが、
実際にはエロとは関係のないリンクを踏んでも、
このような画面になることもあり得ます。
私も何語かよくわからないサイトをうろついていて、
「会員登録」されたと通知されたことがあります。

迷惑メールなんかも来て、
紙としての請求もあり得るわけですが、
基本的には放置するべきで、
もしも、画面に表示されているのが「はい」「いいえ」であるなら、
どちらもクリックすべきではありません。
ブラウザごと、落としてしまうのがいいでしょう。

ただ、無視すべきとはいえ、
唯一、気をつけなければならないのが裁判です。
可能性としては、ほとんどないとは思いますが、
訴えられた場合、出廷しないと欠席裁判となり、
原告の言い分が全て認められます。
裁判所はそれが事実かどうかの審理も行いません。
そして、2週間の異議申立て期間が過ぎれば
その判決を認めたことになってしまい、
裁判費用ごと、被告が負担することになります。
さらに判決確定前でも原告は強制執行を行えますので、
それを停止するための手続きが必要になります。
したがって、裁判所からの書類が送られてきた時には、
必ず、それに目を通し保管すること、
そして、"原告"からの内容証明郵便が送られてきた場合も、
身に覚えがあろうがなかろうが、
同様に扱ってください。
実際に欠席裁判で身に覚えのない請求と裁判費用を
支払わなければならなくなった事例があるようです。




今はスマートフォンの時代で、
なおさら、注意が必要です。
リンクでなくとも、今はランサムウェアという
PCやスマートフォンとその中のデータを人質に取るプログラムがあります。
スマートフォンでは、
審査と管理が緩いAndroidに多い傾向です。
よくわからないプログラム、アプリをインストールしないこと、
アプリの場合は本物かどうかにも注意する必要があります。

昨夜の多田さんのお話では、
また、別のタイプの詐欺が紹介されていました。
まず、メールやSNSのメッセージなどで
友人から届いた荷物を転送するという仕事の勧誘が来るそうです。
報酬は3,000円だとか。
その仕事を引き受けると、
実際に荷物が送られてきて、
仕事としては、指定の宛名を書いて、
発送することになります。
すると、翌日には自分の銀行口座に3,000円が振り込まれているというもの。

こんな簡単な仕事で現金が手に入るということで、
その人はほかの人にこの仕事を紹介します。
実はこの時、紹介料ももらえるそうで、
最初の友人からの勧誘も、
同様の手順によるものでした。
この荷物の転送を何度か行い、
そのうちに、相手は
「高額な品物をお任せしたい」
と言ってくるようになります。
そのために、身分証明書が必要なので、
写真でもいいので、送信して欲しいと要求、
これまで美味しい仕事をさせてもらった信用から、
その人は運転免許証などを撮影して、
送信することとなります。

すると、翌日以降、たくさんの請求書が
その人に届くことになります。
今、ネットから携帯電話などを買うことができ、
それには身分証明書が必要になりますが、
それは画像でもよいことがあります。
詐欺師は、その人の名義で携帯電話を購入、
その端末は次の詐欺などの犯罪に使用できますし、
それを転売すれば儲けにもなります。

転送作業の報酬3,000円は、
カモに信用されるために握らせていたものでした。
それで詐欺師側が儲かるのかという疑問に対し、
多田さんは神奈川県での事件では、
被害総額が1億円になっていたと仰っていました。
被害者がネズミ講のように
次の被害者を勧誘したからでしょう。

最新の詐欺の手口でよく見られるのは

損して得取れ

というパターン。
こういう手口があることを知っておいたほうがよいかと思います。






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