Quantcast
Channel: テレビ番組 時事ネタなど書いていきます。はい。
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2031

こんなことで今村雅弘復興相を辞任させてはいけない

$
0
0

今村雅弘復興大臣が4日の閣議後会見の件で攻撃されています。私も彼自身、評価していませんし、この復興相というポスト自体、適任者がずっと続けていくべきものなのに、「持ち回りの大臣の椅子」扱いが続いていることに怒りを覚えます。

しかし、こんなことで大臣が辞めてしまうようなことになれば、自称ジャーナリストの狙い通りであり、今後もこの手法が通用し続けることになってしまいます。したがって、彼は引き続き、その責務を担い続けて欲しいと思います。


既存のメディアの信用が低下していく理由がよくわかる事例だと思います。ネットではそのニュースのソースにたどり着くことが容易であることが多く、今回の件では

今村復興大臣記者会見録[平成29年4月4日]
http://www.reconstruction.go.jp/topics/17/04/20170405115121.html

復興庁のサイトにこの時の会見の記録が掲載されています。もしも、この時の彼を批判するのであれば、最低限、これを読んでおく必要があります。

問題となるのは、この後半。まず押さえておかなくてはならないのは、ここで話題となっているのが主に福島県外の自主避難者についてであるという点です。原発事故直後なら、避難も仕方がない部分もあるかと思います。しかし、事故数ヶ月もすれば、データも出てきていましたし、長く見ても、1年もすれば、避難の必要性がないという判断はできたはずです。

避難指示を受けて避難している人と、そういった人たちを同じように支援し続けるということは、前者に対する支援が薄くなること意味します。

今村復興相は「本人の責任」「本人の判断」だとしています。戻る戻らないの判断はそれぞれの自由であるのは疑いようのない事実ですが、福島県下のほとんどの地域をはじめ、関東全域で原発事故を原因とする避難が必要な地域はどこにもないのも事実です。そういった人たちに、今後も税金が無制限に投入され続けることを、納税者は理解を示すべきでしょうか。もしも、支援が必要であれば、武田邦彦や山本太郎のようなデマをばらまいた連中を相手に請求すべきです。

この会見での次の問題点はこの会見の記録をひと目見るだけでわかります。およそ、大臣と記者の質疑応答には見えません。この質問者は西中誠一郎という自称ジャーナリスト。彼の2つあるTwitterアカウントを見てみると、その正体がよくわかります。どのような方法であの会見に潜り込めたのか、そちらのほうを問題視すべきです。

典型的な反政府活動家、左翼活動家で、事実よりもイデオロギーを主張したい人物。彼があの会見で行ったのが、相手を怒らせるという手法です。あの会見の後半では全く会話が成立していません。西中は大臣が何を言っても、あのような質問の形をした追求をすることにしていたのでしょう。だいたい、あの場は事実確認をするための質疑の場であり、特定の誰かを追求する場ではありません。

会見の後、メディアがこの「今村復興相激昂」などと採り上げた時、この西中は嬉しそうなtweetをしていましたが、彼にとって、大臣を怒らせたことは誇るべき手柄なのでしょう。事実よりもそんなことを大切にしている人物です。福島県内外の人により、福島県下のほとんどの地域における放射線量が生活に何の支障もないことが懸命に調査、アナウンスされ続けており、それが広まるようでは困るような人物の一人なのです。



既存のメディアの信用が低下していく原因がよくわかる事例だとお書きしましたが、自社のイデオロギー、主義主張、社是などに合うように事実をねじ曲げていることは、皆わかってきています。この件では切り取り方です。こんなことだから「報道の自由」ならぬ「報道しない自由」なんて揶揄が出てくるのです。

この件では、なぜ、このような人物があの会見に潜り込めたのか、そして、通常、あのような会見で、質疑が成立していないような状況になると、会見を取り仕切っている役所の人が制止するはずなのに、なぜ、出てこなかったのか、また、ディベート能力がないため、今村復興相が「怒らせよう」としている人物の思う壺にはまり、繊細に取り扱うべき事柄で感情をあらわにしてしまいました。そして、謝罪したことで、真っ当な意見も消し飛んでしまいます。

しかし、ここでモンスタークレイマーのような自称ジャーナリストの邪な謀により、大臣が辞任するようなことが前例となると、今後も連中は同じ手法を用いることになってしまいます。それは国益や国民のためにならないのです。

最後に今村復興相が新世紀エヴァンゲリオン」の「アスカ」柄のネクタイも話題になりましたが、あれは過去に「エヴァ」の版権を持っていたアニメ制作会社「ガイナックス」から贈られたものとのこと。2015年、ガイナックスは閉校になった中学校に制作スタジオやミュージアムを開設、「福島ガイナックス」を立ち上げています(後に資本関係はなくなった)。




Viewing all articles
Browse latest Browse all 2031

Trending Articles