http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-12308881400.html
こちらから続いております。
といいつつ、これも有名な話ですので
ほとんどが手元の資料からがメインとなっております。
2014年5月17日のこと。日付か変わって間もなくの頃、
青森県の消防通信指令室に119番通報がありました。
ただ、発信を受けたものの、
音声はただのノイズ音だけ。
通報者が事故か疾患で声を出せない可能性があるため、
消防では発信元を探知してその場所へと向かいました。
そこは八甲田山のとある別荘でした。
別荘は戸締まりがされており、
呼びかけにも反応がありません。
人気がない別荘に窓ガラスを割って入った隊員は
古い黒電話を見つけます。
その電話の受話器は電話機に置かれたままでした。
結局、別荘には誰もおらず、隊員たちは引き貸しました。
誰かのいたずらではないかとも言われましたが、
NTT東日本によれば、たしかにあの黒電話が発信元であるものの
密室であるため、誰がどのようにして電話をかけたのかがわかりません。
1902年1月、八甲田山で
日本陸軍第8師団歩兵第5連隊が遭難するという事件がありました。
210名のうち、99名が死亡するという最悪の山岳事故で、
その様子は
として小説化され、映画化、
近年も物語としてではなく、
フィクション性を排除した形で
再び映画化されています。
この別荘周辺では、当時の兵隊の霊が現れたという証言があり、
この119番事件も霊が助けを求めていたのではないかと噂されました。
ただ、NTT東日本は
この黒電話が繋がっていた電話線が切れかかっていたと話しています。
当時は最大瞬間風速16メートルの強風が吹いており、
その影響でたまたま119番の信号が送られたのではないかいうのです。
黒電話の回転ダイヤル式電話機は、
ダイヤルを回した回転量で
電話番号1桁分のパルス列を電話回線に送出します。
「1」なら1回、「9」なら9回の信号を送るというわけで
いわば通電のオンオフで自動電話交換機に電話番号を伝えていることになります。
これは断線した電話線で「通電→断線」を繰り返すことでも再現できます。
強風がたまたま「1」「1」「9」のパルスを再現してしまったというわけです。
一見、ありそうにない話です。
ただ、明治の陸軍兵士たちの霊が出現するよりはありそうな話です。
私は子どもの頃、黒電話を分解して中を見てみたことがあり、
あまりの単純な構造に驚いたことがあります。
電話線を抜かない状態で、
内部の端子を抜き差しすると
置いたままの受話器からノイズが聞こえてきました。
あまり知られていませんが、
回転ダイヤル式電話機が送るバルスは
受話器を置く時にも送出されています。
そのパルスは「1」。
従って、もしも、受話器をダイヤルの回転速度並みに高速に上下できれば
あるいはフックスイッチを高速に押せれば
「1」「1」「9」のパルスを再現できると思います。
そういえば、今の小学生以下ぐらいの子どもたちは
黒電話での電話のかけ方がわからないなんて聞きます。
ダイヤルの穴に指を入れて押してしまうのだそうで
こんな説明もほとんど通じないのでしょうか。
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