私は毎日Googleで検索を繰り返していますが、
いかがでしょうか?
昨年暮れ以降、病気や健康、医療について
何か検索されましたか?
この分野の検索で大きな変化があったことにお気づきでしょうか。
一昨年後半にネットメディアの嘘の医療情報が問題になりました。
DeNAの「WELQ」の出鱈目ぶりがきっかけとなり、
その後、同種のメディアが閉鎖、一時公開停止となったものの
Googleで検索した時に
ニセ、デマ、ウソの情報が掲載されているページが上位に表示されていました。
医療情報は命に関わる重要度の高いものです。
そのウソを信じたばかりに
命を落とす人もいるでしょうし
騙すことで、一部の人が不当な利益を得ることでしょう。
そこで、Googleが英断を下しました。
医療情報で信頼性の低いサイトの表示順位を大きく下げたのです。
たとえば、医師監修としながらも
テキトーな記事も見られた「ヘルスケア大学(スキンケア大学)」や
「いしゃまち」といった、
短期間に記事の大量作成を第一にしているサイトが
検索で上位に表示されなくなり、
個人のまとめ「とされる」NAVERなんかも
さらに下げられているように思います。
たとえば、「肺がん」という言葉で検索しますと
今は国立がんセンターのサイトが最上位、
その次も国立がんセンター、
以下、ファイザー製薬、塩野義製薬、
東京慈恵会医科大学附属柏病院、Wikipediaとなります。
細かい表示順はこれまでの検索履歴の影響もあるでしょうから
個人差はあるとは思いますが
概ね、以前よりもまともな情報が得られるようになりました。
一方でわかりにくくなったのではないかという懸念もあるようです。
「肺がん」で検索される国立がんセンターのサイトは
一般向けに公開されているものではあるものの
理解が難しい人もいるかと思います。
こればっかりはGoogleではどうしようもないですね。
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Google先生の変化(1) ~信頼度の高い医療情報が得やすくなった~
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