昨日のこちらの記事の続報です。
https://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-12364724678.html
独自:“改ざん”佐川氏指示窺わせるメール(動画)
http://www.news24.jp/articles/2018/03/29/07389168.html
「大阪地検特捜部が財務省から任意で提出を受けた資料の中に、改ざんの指示が、佐川前理財局長からだったことをうかがわせるメールがあったことが新たにわかった」
「関係者によると、検察側は聴取と同時に職員らの手帳やパソコン、携帯電話なども任意で提出を受けたという」
これが真実だとすると、最も怪しいとされていた検察が
やはり流出元だったかということになるかもしれません。
この改竄の前後の文書を見ても
その行為を罪に問えるかは難しいというのが専門家の意見らしく、
リーク元が検察だとすれば、動機はこのあたりにあるのかもしれません。
「正義」
でしょうか?
ただ、この改竄行為が犯罪かどうかはまだわからないものの、
捜査協力として業務上提出を受けた資料をメディアに渡すことが
犯罪であることに議論の余地はないでしょう。
検事は国家公務員ですので
国家公務員法における守秘義務違反は確実です。
窃盗、横領の疑いがあり、
もしも、この犯行でコンピューターのデータにアクセスしていたら
不正アクセス禁止法違反にもなります。
「正義」の行いだから、
いいのではないかという意見がありそうですが、
現在は公益通報という考え方があります。
手続きに則った公益通報であれば違法性は問われませんが、
これは通報ではなく、リークです。
リークは朝日新聞に対して行われたものらしく、
それが自殺の引き金になった可能性もあります。
「罪に問えないならマスコミに流してしまえ」
これがまかり通る国は法治国家ではありません。
朝日新聞は情報源を明らかにしませんが、
取材源の秘匿がメディアやジャーナリストに与えられた権利だというのは
誤った常識で、そんな特権はありません。
誰が流出させたのか明らかにしてほしいものです。
「罪に問えないなら世論の制裁を受けるがいい」
これがいかに恐ろしいか。
正しいか正しくないかを問わず、
マスコミが情報を流し続け
世論を煽り続ければ
法を犯していない人に私刑を行うことが可能になります。
過去にはマスコミが世論を煽動し、
「国民」は戦争への道を進みました。
マスコミが「ない」はずのものを「ある」と言い続け
世の中が「なんだかわからないけど怪しい」という雰囲気を作る。
こんなことがずっと続いています。
「正義」なんて価値観次第の部分があります。
それを「悪」だと決めつけているのは個人です。
法治国家である日本には、
それぞれの価値観の影響を受けない「法律」が設けられています。
それを蔑ろにする世の中になってはいけません。