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和田彩花さん卒業を発表 ~最後の初期スマイレージ~

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有頂天LOVE (Deco Mic Ver.)

 


アンジュルムリーダーでHello! Projectリーダーの
和田彩花さんの卒業が発表されました。
時期は来春ツアーが最後となります。

前身のスマイレージが結成されたのは2009年で
翌年にメジャーデビュー。
私が彼女たちに気付いたのは2ndシングルと3rdシングルの間です。

○○ がんばらなくてもええねんで!!


同じ時給で働く友達の美人ママ

 

なんて楽しいことをしているんだろうかと思いました。
私にアイドルの世界を見せてくれたのがスマイレージで
バラエティ番組の中のアイドルではなく
パフォーマンスを楽しむ対象としてスマイレージはありました。

和田彩花さんの最初の印象は
「手足長っ」「頭小さっ」で、
おしゃべりはふわふわしていて
4人のスマイレージの中で
コメントを求められた時にたくさん話していたのは
福田花音さんでした。

後に道重さゆみさんがモーニング娘。のリーダーになられた時、
道重さんが和田さんにリーダーの心得を質問され
和田さんは「告知だけしていればいいです」と返事されたとか。
その頃の和田さんはもう昔の和田さんではありませんでしたけれど
初期スマイレージの頃の和田さんはそんな感じでした。

 

 

 

 


和田さんが変わったのは2011年がきっかけかと思います。
半年余りの間に2人が卒業し、
それぞれ歌での主力、人気トップのメンバーで
存続の危機の中、残った福田さんとともに
パフォーマンス力が急激にアップしました。
歌唱力なんかは完全にメインを張る別人レベルとなっています。

6人時代のスマイレージはメンバーから
「スマイレージはいつもこうだ」の名言が生まれるほど
事務所の扱いが酷く、出演者欄に「ハロプロ研修生」の文字があっても
「スマイレージ」の文字を入れ忘れられるなんてこともありました。
そんな中で、スマイレージはハロー以外のライブイベント出演が多く
自分たち目当てではない観客の前でのパフォーマンスを続けてきたことで
ハングリー精神が醸成され、
これが現在のアンジュルムに息づくことになります。

 

 

美術史に強い興味をお持ちの和田さんは
大学に、さらに大学院にも進まれました。
初心者向けの美術書を2冊お書きになりましたが
スマイレージ、アンジュルムのリーダーと
彼女自身、プライベートなことをお話になるのは好きではないので
あまり口にされることはありませんが、
学業の両立は並大抵ではできないと思います。

 

 

 

 

仏像ガールとしても知られる和田さんが最も好きだと仰るのが
奈良・中宮寺の弥勒菩薩半跏思惟像。

 

 


教科書などでもよく採り上げられる国宝で
物思いにふける美しい弥勒菩薩です。

一方、私が和田さんのイメージと重ねるのがこちら。

 


こちらも有名な興福寺の国宝・阿修羅像。
最もよく知られている阿修羅ですが
ほかの阿修羅は憤怒の表情が基礎となっているのに対し、
この阿修羅像は優しげで憂いも見られます。

以前、ラジオ番組でアンジュルムの後輩たちが
ゾンビに襲われた時の話で盛り上がっていた時に
和田さんだったら
「『彩は大丈夫だから先に行ってて』とか言って
ゾンビにやられそうな気がする」
という話がありましたけれど
メンバーやファンのことをずっと気に掛けておられて
それでいて、言うべきことはしっかりと言うリーダーです。
優しくて芯の強い方です。
実は興福寺の阿修羅像は元々力強い憤怒の姿で造形されていて
今もCTで当初の顔を確認することができます。
それが強い意志を持ち

「戦う集団」アンジュルムを作り上げてきた和田さんに重なります。

 

 

 

皆さまへ

https://ameblo.jp/angerme-ayakawada/entry-12366075751.html

「アンジュルム」は、私がグループから抜けたとき(オリジナルメンバーがいなくなり)本当の意味でアンジュルムになると考える自分がいました。スマイレージからアンジュルムに改名した意味作用がここで働くのだと。

和田さんの葛藤と苦悩、決意が語られているこのブログの中で
こんなことを仰っています。
たしかに、2011年に2人が辞めなければ
今のアンジュルムはあり得ないでしょう。
一方で、私がこの記事の冒頭に挙げた
「有頂天LOVE (Deco Mic Ver.)」に見られるスマイレージの楽しさを
今のアンジュルムは持ち合わせています。

すごく景色が超変わったね

こんな時代が来るなんて

「○○ がんばらなくてもええねんで!!」の一節です。
30代になって、ステージで歌って踊れるというのが
次の目標とのこと。
スマイレージを見ていた頃は
今のアンジュルムの姿を全く想像できませんでしたが
彼女の未来は、ご自身や私たちが思う

それ以上のものになることを期待しています。

 

 

 

 

 


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