ビルの前に謎の鳥居 『御霊神社』
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神木に無数の鎌が刺さる『鎌八幡』
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歯の神様を祀る『歯神社』
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大企業ばかりに愛される神社『土佐稲荷神社』
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引き続き
ビーバップ!ハイヒール
「大阪・摩訶不思議な寺社ランキング」を。
第3位
くぐれない鳥居『玉造稲荷神社』
玉造稲荷神社は大阪市中央区玉造、
JR、地下鉄各線森ノ宮駅から徒歩6分の場所にあります。
この動画の最後で豊臣秀頼の像が見られるように
秀頼にゆかりのある神社です。
創建は紀元前の垂仁天皇の時代だと伝わっていますが、
豊臣政権時、ここは大坂城の三の丸となりました。
以後、大坂城の鎮守神として崇め敬われることになります。
現在の玉造稲荷神社には不思議な鳥居があります。
元々、この鳥居は現在の鳥居が立っている場所にありました。
姿も現在のものとほぼ同じでした。
この鳥居は、1995年、兵庫県南部地震により損傷、
建て替えが行われましたが、
神社や氏子たちは元の鳥居を破棄することはありませんでした。
それはこの鳥居が豊臣秀頼によって寄贈されたものだからです。
父・秀吉の像は日本中で見られますが、
秀頼像はここだけなんだそうです。
近年、彼の立派な体躯と聡明な頭脳が知られつつありますが、
まだまだ、マザコンで母・淀殿の言いなり、
決断力がなく弱々しいイメージが付きまとっています。
しかし、ここだけは豊臣家滅亡400年が過ぎても
大切にされてきたのです。
*
これは境内にある「胞衣塚大明神」。
「胞衣」は「えな」と読み、
出産時の羊膜、胎盤などの総称です。
徳川時代、豊臣は幕府により徹底的に評価が貶められました。
秀頼のネガティブなイメージもその一つ。
もちろん、秀吉や秀頼を讃えることはできません。
しかし、大坂の人たちは260年間余りの間、
淀殿の胎内で秀頼を包んでいたとされる胞衣を
大切に守り続けたといいます。
豊臣に恩義のある人を転々としながら、
明治、大正、昭和と時代が変わっても守り抜かれました。
そして、大坂築城400年の1983年、
ここに「胞衣塚大明神」として祀られました。
ここは夜泣きに御利益があるとされています。
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