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信号機の「緑」はなぜ「青」なの? 『チコちゃんに叱られる!』

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先週見つけた「チコちゃんに叱られる!」は
やっぱり面白いです。
なんでも知っている永遠の5歳児・チコちゃんも楽しいです。

(NHKのサイトより)    

チコちゃんから投げられる数々の疑問のうち、
まずは『信号機の「緑」はなぜ「青」なの?』を採り上げましょう。

この疑問を抱く人は少なくなく、
検索すればある程度の答えは見つかります。
私も何度か本で読んでいるはずです。

一番よく分かるのが
「緑の黒髪」「緑児(嬰児)」「緑の青葉」などという表現。

私が入院した時、この家に入った母から
「パソコンの青いランプが点いてるけど」
と言われ、そんなランプあったかと思った記憶があります。

そのPCのランプは緑色でしたが、
古来、日本には「緑」という色はありませんでした。
今、イチョウの木には若々しい葉がついていますが
春ぐらいですと「青々とした若葉」といった表現ができます。

「緑」は本来、状態を指す言葉で、
語源は「みずみずし」にあるともされています。
したがって「緑の黒髪」はみずみずしく黒々とした髪で、
「緑児」は新芽のようにみずみずしい子どもを指すことになります。

ここからが番組。

元々、日本語には白、黒、赤、青ぐらいしか
色を指す言葉はありませんでした。
全ての色はこのどれかに属していたことになります。
ただ、平安末期あたりから
新緑のみずみずしいモノの色を指した言葉として
「緑」が見られるようになります。

青菜、青虫のように、
現代でも緑色なのに「青」と呼ばれる表現は生き残っていて、
世代により緑色のランプを「青いランプ」と表現します。

番組では初耳のお話も聞けました。
東北大学の栗木一郎准教授によれば、
日本初の信号機設置を報じた新聞の影響が大きいとのこと。
1930年3月18日付東京朝日新聞にはこんな見出しが打たれていて

人手を借りずに交通整理 近く日比谷交さ點にお目見得

中には

「ススメ」「チウイ」「トマレ」の青、黄、赤の三つの目が四方へ出てゐる

と信号機を説明しています。
なお、番組では青を発色する強い光のランプがまだなかったので、
という異説にも触れていました。

 


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