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大阪北部地震から1週間 ~大阪モノレールの"ドクターイエロー"~

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辛坊治郎さんが「そこまで言って委員会NP」で
「あの程度の地震で1日電車を止めるなんて」などと発言し、
ネットで批判されていました。

たしかに、安全が確認されていない状況での運行再開は
大勢の生命に関わりますので
致し方ないかと思います。

ただ、すぐに隣の渡辺真理さんがちゃんと突っ込んでおり
それを計算しての発言だったかもしれません。
また、9歳女児をはじめ5人が亡くなりました。
辛抱さんの「あの程度の地震」発言には
あの程度の揺れなのに

死なずに済んだ人がいたはずでしょという意味も含まれています。

私はあの時、東三国に行く用があり、
揺れに遭い、京阪の京橋で下りました。
予定をキャンセルして帰宅を図るわけですが、
ルートを検索してバスなどを乗り継いで
いつもの京阪なら20分も必要としない区間を
4時間かけて戻って来ました。

もう一つ問題だったのは、淀川の向こうの人を、
運行を再開した京阪までどのように誘導すべきかという点。
高齢の彼はスマートフォンは持っていますが
「Googleマップを開いて」などと言っても通じません。
このPCでバスのみのルートを探して
メールと電話だけで誘導することの難しさを思い知りました。

災害に対する大都市の脆さを痛感したわけですが、
自宅では本棚の上のものが落下、
損害は除草剤スプレーと植木鉢一つが割れたぐらいで
帰宅するまでは不安だったものたちが無事だったので
安心しました。

一昨日で大阪北部地震から1週間が経過しました。
熊本地震のように、さらに上回る揺れが来る可能性もありますが
日に日に、その可能性は低くなってきているのかなと思います。

一方、あの地震とは無関係に
いつ何時、大地震に見舞われるかわかりませんので
各自の備えが必要です。
加えて、今回、水道管の破損が多数起こりましたが
大阪の水道管には耐用年数を大きく超えるものがあると聞きます。
こういったものの整備を急ぐことも防災ではないかと思います。

さて、主要鉄道の中でも最後まで運行再開が遅れたのが大阪モノレール。
一度、土曜日に再開されたものの、
翌日には再び運休、
ようやく、昨日から本数を減らしつつも本格的再開となりました。

私が住む地域はクルマがない人でも
交通の便で問題が出ることはあまりありません。
ただ、東西の移動手段はいくつかあるものの
淀川を渡る南北の移動手段に困っていました。

 


そこへ大阪モノレールが開通。
これで一気に便利になったのですが、
これが断たれると、生活に支障を来す方も多いのではないかと思います。
大阪モノレールは大阪空港にも繋がっていますし。

私はモノレールの運行再開の遅れは人員不足が原因だと思っていました。
その一面があるのかないのかはわかりませんが、
どうやら、モノレール特有の事情が大きく関係しているようです。
モノレールの軌道には作業員が歩くスペースがないんですね。

 

 

 

だから、このような"ドクターイエロー"で出動し
ここで作業する必要があるらしく
電流も止めなくてはなりません。
そして、一般的な鉄道の高架軌道では、
車両から脱落した部品が地面に落ちることはまずありませんが、
跨座式モノレールの場合、
真下の道路のクルマや歩行者などを直撃する可能性があり
土曜に運行再開した大阪モノレールが再び運休になったのは
その可能性があったからのようです。

 


このポイントなんかも特殊ですよね。
地震ではなくても、トラブルが起きがちのようです。

大阪モノレールには今後、堺市まで延伸される計画があります。
営業距離が長くなればなるほど、
保線などの手間は増すことでしょう。
そのあたりが今後の大きな課題となりそうです。

 

 


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