この件では
https://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-12432416068.html
既にお書きしていますが、
あまりの会見の内容にまたお書きしてみたいと思います。
株式会社AKS取締役で運営責任者の松村匠氏が会見したわけですが、
主旨は第三者委員会の調査結果を説明するというものでした。
コンプライアンスが重視される現在では、
第三者委員会の責任者が説明する会見を多数見てきましたが、
責任を負うべき当事者であるAKSの人が出てきて話すのはどうなんだと。
それでは、以前からの指摘どおり、
第三者委員会は第三者でも何でもないのではないかということになります。
あとは間抜けすぎ。
これまで、山口真帆さんはこの件について、
TwitterでAKSに対する怒りを発信されており、
現時点でもその発信力は維持しておられます。
彼女が納得できない内容の説明を行えば、
当然、彼女が反論を行い、
それが拡散することは予想できたことです。
組織として考えられるのは、
「彼女が納得する説明と処分を行う」
「彼女から発信力を奪う」かどちらかとなります。
従来の芸能界ですと、
後者が採られ、泣き寝入りとなるケースが多かったのかもしれません。
あんな会見をすれば、彼女の怒りはさらに大きくなり、
AKSの、さらにはAKB系列全体のイメージが
さらに悪化することはわかりきっています。
だったら、会見なんかせず、
「彼女との交渉を続ける」という姑息な下策を採った方がはるかにましです。
おかげでAKB系列全体、
ひいては同じプロデューサーということで、
乃木坂、欅坂などの坂道シリーズに波及しないとも限りません。
アイドルや芸能界に興味がある人は、
売り方そのものが違うことを知っていますが、
ほとんどの人はAKB系列と思っているか
AKB系列ではないにしても、
数字が違うだけぐらいの認識だと思います。
さらに酷すぎるのは、報告書の「新潟という活動拠点の特殊性」という項目。
要約すると「東京や大阪、名古屋、福岡などと比べて都市部が狭い」
「若者向けの施設が少ない」「公共交通機関が未発達」
「移動経路の特定が容易」などを事件の背景としています。
本来、AKB48はローカルアイドルです。
当然、SKEも、NMBも、HKTもそうですし、
特にAKBよりも後発のグループは各地方都市を盛り上げることを意義の一つとして、
立ち上げられているかと思います。
それなのに、AKSが新潟を侮辱し、
何一つNGTのメンバーには何ら責任のないところで、
NGTが見限られる原因を作り出しています。
おそらく、松村匠取締役はこの報告書に目すら通していないのでしょう。
なぜ、会見しなければならなくなったのか、
それすら理解していなかったように思えます。
取締役がこれですから、ガバナンスもマネジメント能力も
全くない組織なのでしょう。
私には山口さんの言い分を鵜呑みにする理由はありませんが、
今回の報告プラス会見と、
山口さんの一連のtweetを読ませていただく限り、
より具体的で一貫性があるのは
山口さんの怒りの言葉だと評価します。
この事件発覚後、やましいことは何もなく、
事務所の言いつけを守っていたのに、
パフォーマンスができなくなっているメンバーが多数います。
私が大嫌いな"総選挙"ですが、中止になりました。
そこに懸けていたメンバーも少なくないでしょう。
なぜ、真面目にやって来たのに、
そんな目に遭わないといけないのでしょうか。
タレントを守らない事務所からは逃げた方がいいのです。
何を言っても無駄に思えます。
もしも、AKSに少しでも良心があるなら、
AKSはNGTだけでも、
メンバーの契約を解除して、
移籍先を探してください。
それぐらいの影響力はあるはずですから。
マネジメント能力がないのですから。
今まで他人事を決め込み、
役立たずの秋元康さんも、
そこでなら力を発揮できるかもしれません。
彼女たちは有益な時間を過ごす権利があります。
この日、会見と同時進行だった山口さんのtweetは5つ。
https://twitter.com/maho_yamaguchi
こちらからご確認ください。
さらに1月8日のtweetもお読みいただければと。
アイドルとは何ぞやと考えた時に、
多様化するアイドルの世界ではあるものの、
「夢を見せるのがアイドル」「楽しいのがアイドル」というのは
共通しているのではないかと思います。
どのアイドルにも辛いことはあるでしょうが、
それもファンに「笑顔を届けたいから」といった意欲、
また、パフォーマンスの楽しさがあればこそでしょう。
この事件が発覚する前の彼女の笑顔をTwitterで拝見しましたが、
この組織では
もうこの笑顔を見せることは不可能なのではないかと思います。