この時代、真実を知るためには一次情報か
できる限りそれに近い情報に接する必要があります。
先日お書きした佐藤浩市さんの発言は、
掲載された文字を見る限り、
問題視するほどのものではないことがわかります。
一方、当時日本維新の会所属だった衆議院議員の丸山穂高議員の発言は、
切り取り方が問題ではなく、
その前後を聞くとさらに酷いものだったことがわかります。
ただ、彼が「女を買いたい」「女のいる店で飲みたい」などとと言ったかついては
疑義があります。
文春から取材を受けた訪問団の方が
自分たちが言いたかったことを完全に切り取られたして
メディアに怒っておられるという話があり
少なくとも、「～と耳にした」「～と聞いた」と
文春からも訪問団の方々は伝聞の話しかしていないことがわかります。
以下は取材を受けた高田喜博さんFacebookです(原文ママ)
事前に電話でも、また、インタビュー時も、私は「お酒を飲みに外へ行く」ということしか聞いていませんと言ってあったのに、この映像の直前に「オンナを…」という証言もあったことが流されてしまうと、まるで私もそう言ったように聞こえる。なんとテレビの恐ろしいことか。
「オッパ…発言を聞きましたか」と聞かれて、そんな単語はダメでしょって聞いたら、「ここはカットされると思うので大丈夫です」と言われた。なんか騙された気がしてならない。これを喋らせるなら、肩書も背景も映像もいらない。電話取材で良かったと思う。
https://www.facebook.com/yoshihiro.takada.754
これで丸山議員の発言とされるものに
信憑性があるのかを疑問視しないわけにはいかないでしょう。
念のためにお書きしておきますと、
丸山議員は2か月の加療が必要だとして
診断書が提出され、探してみましたが病名は公表されていないらしく、
一部には適応障害だという報道があります。
このあたりが複雑で、これを仮病だ、詐病だと断ずることは簡単ですが、
実際に何らかの疾患があるのかもしれませんし、
そこを攻撃することで死なれても困ります。
さらに(自称)精神科医の香山リカが
「精神疾患の診断書をこういう形で使われるのは心外」と反応。
この女はこれまでも自分が診察していない有名人に
何度も勝手に病名を付けていますが、
この女には丸山議員に治療が必要な疾患がないと言い切れるのでしょうか？
医師免許を剥奪されてもしかたない人物ですが、
そもそも、持っているのでしょうか？
さて、今朝の「正義のミカタ」。
さすがにいい番組です。
我が意を得たり、実にもと言いたい内容でした。
ほかの番組では全く聞かない指摘です。
丸山議員の発言なんかよりも維新の会がロシアに謝罪したことのほうが問題
なのです。
なぜ、謝る必要があるのでしょうか。
その行為の意味が理解できているのでしょうか。
それは日本の主権を放棄しているに等しい愚行です。
1994年12月5日、ハンガリーのブダペストで開催された
欧州安全保障協力機構会議において、
ウクライナ、ベラルーシ、カザフスタンは核不拡散条約に加盟。
この時交わされたのがブダペスト覚書で、
世界第3位の核兵器備蓄国のウクライナでしたが、
1994年の米・ロシア・ウクライナの3国間共同宣言に基づき、
ウクライナ領土からの核弾頭完全撤去を発表。
ウクライナ国内では1991年に非核化に関する最高議会声明、
翌年の第一次戦略兵器削減条約のリスボン議定書に基づき、
1996年には全てロシアに移送し
ここにウクライナにおける
核兵器をもたず・つくらず・もちこませず
の、いわゆる非核三原則が形となったことになります。
そして2014年、ロシアがクリミアを武力により併合。
黒海に面したクリミア半島は
ロシア帝国時代から懸案の地で、
当時は唯一無二の不凍港の確保のために火種となりました。
そのクリミアをロシアが侵略しました。
ブダペスト覚書はアメリカ、ロシア、イギリスが署名しており、
ウクライナが侵略された場合には、
これらの国、この場合米英に対し、行動を依頼できると、
ウクライナは理解していたのかもしれません。
ただ、実際に依頼できるのは国連安全保障理事会であり、
ロシアが拒否権を持つため、
当事者であるロシアが自らの軍事行動を非難することに同意するはずはありません。
もちろん、米英はブダペスト覚書などに違反しているとして批難しましたが、
非難したからといって、ロシアがクリミアを手放すわけではありません。
今もクリミアはロシアが占領したままです。
これが現実なのです。
ウクライナはアメリカとイギリスが力を守ってくれるから大丈夫だと思っていました
日本はアメリカが力を守ってくれるから大丈夫だと思っています
ウクライナは非核三原則を宣言しました
日本は非核三原則を宣言しています