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闇営業はタレントと事務所の問題…と思っていましたが考えを改める時かも

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吉本興業所属芸人を中心とするタレントらが
事務所を通さない反社会的勢力を相手にしたいわゆる闇営業の問題で、
13人が謹慎処分となりました。

個人的にはレイザーラモンHGさんがそこに含まれていたのが衝撃ですね。
正義漢というイメージがあっただけに。
ご本名の住谷正樹さん名義のころから見ていて、
2013年の「THE MANZAI」で0票だった「大活躍」も嬉しかったですし。

まあ、あの闇営業参加の経緯を知らないので

正確なところはわからないままではあります。

闇営業、闇営業といわれますが、
はっきりさせておかないといけないのは、
闇営業という言葉には「反社会的勢力が相手」という意味はありません。
単に事務所を通さない余興などのことで、
それ自体はあくまでも当人と事務所の問題です。
まわりがとやかく言うことではないと思っています。

しかし、そう言ってもいられないようになってきました。
事務所を通さないことのリスクが
昔とは違うということを認識させられましたね。

世間では「犯罪集団の忘年会なんてすぐにわかるだろう」という意見もありますが、
1回だけではまずわからない可能性が高いように思います。
暴力団にしても、今時はビジネスマン姿で活動していることが多く、
昔ながらの見た目でわかる「ヤクザ」は最底辺の使いっ走りか、
ヒエラルキーのトップ周辺の人物ぐらいでしょう。
暴対法や自治体の排除条例以後、
そういった組織は目に見える部分では真っ当な姿をしています。
人も、法人も。
私たちが普段買い物やサービスを受けているお店でも、
そこに反社会的勢力が関係していないとは限りません。

私がこれまで引き受けた仕事でも、

反社会的勢力が関わっていないとは言い切れません。
神奈川での遁刑者・小林誠にしても、
近所の評判はよかったのですから。

芸能事務所は組織として、
その依頼に反社会的勢力が関わっていないかを調べます。
もちろん、100%排除することは困難ですが、
個人の判断による闇営業よりも大きくリスクを下げることかできるでしょう。

吉本興業をはじめ、多くの芸人を抱える事務所は
闇営業をある程度見て見ぬ振りをしてきた部分があります。
局アナでも結婚式などの司会を局に無届けで行ってきました。

タレントの闇営業が公然の秘密だったのは
メディアや劇場、正規の「営業」だけでは食べていけないタレントが
無数に所属しているからです。
特に吉本所属のタレントの数ではそういう人が大半を占めているはずです。

昔よりもハードルが高くなったそうですが、
ほかと比べてもまだ所属するのが簡単なのが吉本で、
基本的にはタレントの生活の心配なんかしません。
自己責任の考え方です。

ただ、今後はそこも改めないといけないのかなと思います。
今回は名のあるタレントさんが多く、
生活に困っているような人は見られませんが、
闇営業の考え方が変わらないと、
同じようなことが起きるかもしれません。

反社会的勢力は様々な手段でカタギと繋がりを持とうとします。
報じられているとおりであれば、
今回は入江慎也さんが入口になりました。
スポーツニッポンは入江さんが広い人脈を活かした会社を立ち上げた時に、
怪しげな人脈を切ろうとしたことで、
恨みを買い、暴露されたとしています。
事実だとすれば、見せしめの意味もありそうです。
一方で、メディアがネタを反社会的勢力から

ネタを金銭で買っていないかも気になりますが。

入江さんの会社は吉本興業のグループ会社も絡んでいますから、
当然、反社会的勢力は排除されなければなりません。
ただ、接点を持ってしまったら、
遠ざけることは難しそうです。

入江さんは、これまで何度もその人脈の広さについて語っていて、
たしか、アプリ・LINEの友だちの上限が5000人だとしており、
それでは足りないのでもう1台の端末で
あと3000人友だちがいると仰っていました。

私は人を楽しませようという意識のない人は芸人だと思っていませんので、
彼を芸人だとは思っていないのですが、
まあ、人脈の広さを自慢するような人にろくな奴はいないとも思っています。
人脈の広さは武器ですが、それを数としてペラペラ喋り、
本にしてきたわけですから、
所詮、道具として使える人をどれだけ知っているか、
どうやって作るかを自慢していたに過ぎません。

一昨夜の「痛快!明石家電視台」では、
開始時に宮迫博之さんも映っていて、
予定どおりの内容で開始。
かと思えば5分半ほどで突然、見覚えのある内容のものに切り替わりました。
MBSのあり得ない不手際ですが、それだけバタバタしていたということでしょう。
雨上がり決死隊は既に全国ネットで司会を務められるほどで、
わざわざ関西の、ギャラが安い
しかもメインではない番組に出演しなくてはならない理由はありません。

ABCの裏の時間帯で改編があった時、
「明石家電視台」と裏被りにならないようにされていましたし、
さんまさん、あるいはこの番組は特別なものだったはずです。
そこに多大なる迷惑をかけてしまいました。
また、「明石家向上委員会」のこともあります。

入江さんと宮迫さんの間で
どういう話があって闇営業に至ったのかは不明ですが、
闇営業は宮迫さんの責任において出席されたかと思います。

今回はただの反社会的勢力との繋がりだけではなく、
結果的にせよ、不法行為によって得られた金銭が
ギャラとして支払われた可能性があります。

島田紳助さんは暴力団組織の人と交友関係にあったとして、
芸能界を引退されましたが、
あの時は「辞めるほどのことか」という意見もありましたし、
私もその意見でした。

今回はどうでしょう?
「芸能界を辞めろ」という意見もありますが、
私は賛成しません。
誰だって間違いますし、自分がかわいいから嘘もつきます。
再起の可能性は残されるべきで
死刑囚のような最小限の人以外、
チャンスは与えられるべきです。

「芸能界じゃなくてもいいじゃないか」という意見は、
「芸能界じゃなければいいのか」ということでもあります。

謹慎期間を決めず、反省を経て、
責任ある自己判断で戻ってこられてはいかがかと思っています。

 

 


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