9月3日、名作RPG『ファイナルファンタジーVIII』の配信が開始されました。
配信されているのは、オリジナルがPS2時代だったことから、
キャラクターなどを描き直したリマスター版となっています。
配信されたのは、PlayStation4、XboxOne、
Nintendo Switch、PC向けで
いずれも2,500円です。
『ファイナルファンタジーVIII』(FF8)は
PS2で初めて発売されたFFシリーズで、
シリーズで最も売れた作品でもあります。
それは前作FF7が好評で、
さらにFF8はストーリーに恋愛要素が強くあり、
女性層を取り込めたことも関係しているかと思います。
FF8の特長はなんといってもストーリーで、
さらに一部でシリーズ初の生オーケストラが起用されるなど、
美しい音楽が素晴らしいです。
当時は私が最も中華系のPOPSを聞いていた時期で、
そんな時に、FF8では主題歌にフェイ・ウォン(王菲)が起用され、
歌詞は英語ながら、
あの頃、北京語版をある耳にし苦労して探し求めました。
これが名曲で、オリコン洋楽シングルチャートでは
19週連続1位を記録し50万枚を越える大ヒットとなりました。
FFシリーズは1~7まで順調にアプリ版などが公開されていたものの、
いつまで待ってもFF8の配信の話はありませんでした。
噂では主題歌の権利関係で折り合いがつかないからだという話があり、
それが信じられていましたが、
なぜか今年になってリマスター版の話が聞こえてくるようになりました。
(オリジナルのPC版は1999年からリリースされていました)
FF7のリメイクが発表されていますが、
私が最もリメイクを望んでいたのがこのFF8でした。
まだ、PS2が現役の頃からそう思っていて
「ゼビウス」の開発者で知られ、
「ゲームの神様」の異名を持つ遠藤雅伸さんは。
その頃、雑誌のインタビューで
ちらっと「任せてもらえるならFF8をリメイクしたい」と仰っており、
私はずっと淡い期待を抱きつつ待ち続けていました。
システムが不評でした。
FF8では従来のRPGお約束のシステムを打ち破るという
実験的な試みが行われていて、
体力や力などのステータスを上げるには、
「G.F.」と呼ばれる過去作における召喚獣を「ジャンクション」(セット)し、
さらに魔法をジャンクションする必要があります。
その魔法も、敵などから抜き出す「ドロー」によりストック。
使用するとそのストックから消費され、
ジャンクションにより、
各種パラメータを上げることが可能になっています。
こうお書きすると複雑そうですが、
実際にやってみると次第に理解できるものではあるものの、
キャラクターの強化には延々ドローを繰り返す必要があります。
戦闘でお金は手に入らず、
使い途もあまりなく、防具という概念もありません。
このあたりが不評となっていました。
こういったシステムまわりがどうにかならないものかと思っていたのですが、
リメイクされたわけではないので、
リマスター版ではそのままです。
ただ、これまでのFFの再リリースでは、
無敵に近い状態で戦えたり、
ゲームの進行を高速にしたりでき、
今作もいつでも3倍速にできますので
作業に感じる部分は3倍速にすることでかなり軽減可能です。
そのほか「ゲーム本体はこちらではないか」とまでいわれた
好評のカードゲームはそのまま収録。
ついついこちらに時間を費やしてしまいます。
こちらがPS2での今作を象徴するデモシーン。
PS3レベルにも達してはいないと思いますが、
頑張っているのはわかります。
実際、ブラウン管時代のものを
今のモニターで見るのはかなり辛そうですし。
主題歌「Eyes On Me」もそのまま収録されているとのことで、
これからが楽しみです。
ネット環境がなかったあの当時、
FFシリーズなどでは「アルティマニア」なる分厚い本が人気でした。
今は電子版もあるんですね。
ファイナルファンタジーVIII アルティマニア 5,980円 Amazon |
いわゆる攻略本ですが、
それにとどまらない様々データや読み物が面白かったです。
こちらも買いたくなりますね。