今日のTBS「ひるおび!」を見ていまして、
さすがに首都圏、東京中心部に近いエリアの扱いは長いと
頭の中に厭味を思い浮かべつつ考えていたんですが、
皆、住んでいる土地の歴史は
調べておいたほうがいいのかもしれないと思いました。
台風19号では多摩川下流域が水害に見舞われました。
決壊や越水がないのに、
マンションの地下から1階部分が浸水してしまう事態に。
多数の方が難渋しておられます。
タワーマンションが林立する人気のエリアであり、
その住民の方々の苦労たるや、相当なものかと思います。
思い起こせば、2011年の東日本大震災の時は、
たしか、白鵬関が高層階のお部屋で誕生パーティーをされていたんですよね。
そこから歩いて下りてこられて、
たいへんだったというお話がありました。
多摩川下流域は「ブラタモリ」で扱われたことがあり、
あの時、蛇行していた川の流れを変えて
そこに新たな土地が生まれたなどの話を思い出します。
そのほかも水田だった場所が多く、
今考えてみれば、水が溜まりやすい場所だったんですね。
熊本地震でも、この番組で紹介された
その土地の特徴を思い浮かべることとなりました。
昨年、こんな記事を作りました。
西日本豪雨 国は防災と復旧態勢に予算を ~萱島流作新田~
https://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-12389162447.html
京阪本線萱島駅の脇には「流作小橋」という橋が架かっています。
悲しさを感じるこの名前に興味がわき、
調べてみてわかったことなどをお書きしています。
この橋が架かる寝屋川に元文年間、中洲に農地が開墾。
増水すれば作物が流されてしまうため「流作新田」と呼ばれました。
寝屋川も暴れ川として何度も氾濫し、
堤防が作られ、川底が高くなると、
さらに堤防が高くなり、天井川となり
周囲の土地は川底より低くなってしまいました。
そして、ここ数年で運用が開始された「寝屋川北部地下河川」。
そんな内容でした。
今、毎年のように各地で複数の大災害が起きています。
その中には、発生リスク、
あるいは発生した時に起きるトラブルの種類、軽重などが予測できる場合も。
氾濫した千曲川も、その名の由来の一つに
「川が蛇行して曲がりくねっていることから」というものがあります。
そのためには、ハザードマップとともに
自分が住む土地の歴史は
ある程度知っておくべきかもと思いました。
私の場合、図書館とネットからの情報ですが、
「ブラタモリ」ほどではなくても、
歴史を遡るのは楽しみにもなります。
一度、図書館などで市町村の歴史を
辿ってみるのもよいかと思います。