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新型コロナウイルスでパニックにならないように たいていは死なない

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新型コロナウイルス(武漢コロナウイルス/2019-nCoV)が
よくない流れとなっております。
日本国内でも感染者、発病者が現れ、
今後、他の人にも市中感染が起きるかと思います。

中国ではマスクが店頭からなくなりましたが、
日本でも品薄となり、消毒用のアルコールも品薄のようです。

ヒトに感染するコロナウイルスはこれまで6種が知られており、
その中にはSARSやMARSなどがあります。
新型は7番目となるのでしょう。
残りの4種は私たちが日常的に感染しており、
いわゆる風邪の原因になります。

ここまでウイルスについての報道や報告を見ていますと、
SARSと比べて致死率は低いのかな、
感染力は強いのかなという印象です。

武漢市が最初に発表したのは昨年12月31日ですが、
おそらくはそれよりもずっと前から感染者がいたのでしょう。
一部報道では「毒性や感染力が強くなった可能性」が指摘されていますが、
それらの性質は変異したからというよりも、
元々、そういう性質のウイルスだったと考えるほうが自然です。
中国の発表で日に日に患者数が増えているのは、
ようやく患者に対し、新型コロナウイルスの感染か否かを診断し、
そのデータが上がってきているという一面もあります。

変異についてもお書きしておくと、
これも多くのメディアが煽っていて腹が立つのですが、
一般論として、病原体のウイルスの変異では
弱毒化することが多いです。

ウイルスを生物として考えますと、
感染者である宿主を殺してしまうようなウイルスは、
広まりにくいという特徴を持つことになります。
より多くのコピーを多く増やすには
宿主の移動を妨げず、自由に動いてもらって、
コピーをバラ撒いてもらうのが一番です。

新型の無症状でも感染力を持つというのは、

ウイルスの立場から見れば、

極めて優れた特徴かと思います。

エボラウイルスが危機的だったとはいえ、
世界レベルのパンデミックにならなかったのは、
致死率が高かったことも一因です。
ただ、感染力については高まるかもしれません。

この新型コロナウイルスについて心配なのは、
集団ヒステリーや集団パニックにならないかというものです。
いつものようにメディアが煽情的な報道を続けていて、
申し訳程度に正しい対応についての情報を付け加えたものが多いです。


正しい対応としては、よくいわれているように
インフルエンザ予防と同じとなります。
まずは、何よりも手洗いが重要です。
この種の感染症の感染者を増やす最大のものは手でしょう。
飛沫感染は唾液などにより感染することですが、
それが手に付着し、その手でドアノブなどを触り、
それをまた別の人が触ることで感染が広がります。

正しい手の洗い方はこちら。
上の動画は薬剤耐性対策のAMR臨床リファレンスセンターのもの。

正しい手洗いを覚えよう


暮らしのマイスター 上手な手の洗い方/1分46秒/ライオン


子ども向けはこちら。

こどもちゃれんじライブ授業 手洗い名人になろう! 正しい手洗いのやり方【しまじろうチャンネル公式】

 

手首は洗わなくていいという意見もありますが、
ほかは全て医療関係者も行っている方法です。
実際のところ、正しい手洗いについては、
大人などよりも幼稚園児のような子どもたちのほうが詳しいようです。
加えて、アルコールによる消毒が望ましいです。

次にマスク。
米国疾病予防管理センター(CDC)はウイルスによる感染症予防に
マスクの着用を含めていませんが、
これはウイルスの大きさが0.1μm程度に対し、
米国労働安全衛生研究所(NIOSH)のN95規格の微粒子用マスクでも
捕集できる粒子は0.3μm以上だからです。
ただ、マスク着用は手が直接口や鼻に触れないという効果もあろうかと思います。
感染者自身が着用することによる感染拡大防止効果は当然として、
意味があろうかと思います。

マスクの正しいつけ方(亀田総合病院 感染対策チーム)

 

こちらは感染症対策のプロによるマスクの付け方の動画です。

あとは予防とは異なりますが咳について。
新型コロナウイルス感染でも症状に咳がありますが、
咳をする時には手で覆わないでください。
マスクをしていなければティッシュ、ハンカチなどで、
それもなければ肘の内側で口を押さえましょう。
汚染された手がさらなる感染者を増やすことになります。

Why Don't We Do It In Our Sleeves?

 

日本ではあまり見かけない咳の仕方ですが、
ようやくこの段になりごく一部のメディアで採り上げられるようになりました。
「進撃の巨人」を使用したこんな啓発もあります。

 

元のファイルは以下から。
る厚生労働省の咳エチケットのページからで、

啓発目的なら使用できます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187997.html

インフルエンザシーズンでもあり、
感染者でなくても、今後、咳をしている人が白眼視される日が来るかもしれません。
私などは風邪でもインフルエンザでなくても
咳をしているような人間ですので気を遣っています。

あとはしっかりと休養する、栄養をつけるなどですね。
日本の医療体制においては、
体力が弱っている人以外から死者は出にくいと思います。
怖いのは韓国で見られるように、
武漢らの自国民の帰国に反対するような
理不尽な流れが出来上がらないかということ。
帰国者のうち2人が検査拒否したのは迷惑千万ですが、
武漢からの帰国者や感染者に石を投げるようなことがあってはいけません。

 

 


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