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新型コロナウイルス 節分誤嚥事故死 浴室死亡事故など

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型コロナウイルス感染による肺炎(COVID-19)の報道が
また酷くなっているように思います。
福一事故後の「ホウシャノウガー」「ホウシャノウガー」と同じで、
ネットが過剰に騒いでいるのもデマが飛び交うのも同じです。

医療機関や医師などが最も心配しているのは、
「自分は新型に感染しているのではないか」と
患者が押し寄せてくるのではないかということです。
そうなると、本当に診療が必要な患者への対応ができなくなります。

実際のところ、軽症者に医療機関が何かできるかといえば、
ほとんど何もできないでしょう。
する必要もないでしょう。

家に帰って脱水に注意しつつ、
しっかり食べてしっかり睡眠を取り、
もしも、悪くなるようであれば相談してください、
そんなことぐらいしか言えないのではないでしょうか。
せいぜい、軽い解熱剤などの症状緩和の薬が処方されるぐらいかも。
国や自治体の方針により
検査が行われるかもしれませんが、
それが患者の利益になるかは疑問です。

風邪にせよ、新型コロナウイルス感染にせよ、
治療薬はないので
重症者以外は食べて休むことが第一なのでしょう。
感染拡大防止のためにも
症状がある人は自宅などで休養されるべきかと思います。
風邪薬のCMで有吉弘行さんが
「風邪でも、絶対に休めないあなたへ」などと言っていますが、
こういう考えこそがウイルスに利益をもたらします。

予防についても単純です。
まずは手洗い、手指の消毒です。
流水で手を洗うだけでも違ってくるはずです。
水道が使えなければアルコールで、
それもできないのであれば、手を洗えるまで
最低限、自分の首から上は触らないように意識していてください。
そういう意味でもマスクは有効かと思います。
また、しっかり食べてしっかり睡眠を取るのは
予防においても大切です。

私の印象では、スーパーマーケットの入口などに置いてある
手指消毒用のアルコールがあまり使われていないように思います。
大騒ぎになっているわりに、
ありがたいアルコールの前に行列ができないのはなぜでしょうか。


さて、以前、インフルエンザ関連で毎年1万人が亡くなっているとお書きしましたが、
身近な事故による死亡についても、
最近の事例からお書きしておきます。

先日、野村克也さんが亡くなられました。
死因は虚血性心不全とのことですが、
ご遺体が発見されたのは浴室だったとのこと。

野村さんの状況はわかりませんが、
浴室で亡くなる方はかなり多いです。
2015年の厚生労働省発表の研究では、
1万9千人以上が浴室で亡くなっているのではないかとしています。
浴室での死亡は諸外国に比べて圧倒的に日本が多く
それは、湯船に浸かる習慣があるからで
ひとつは溺死の原因に、
また、室温が大きく異なる部屋へ移動した時の
「ヒートショック」も大きな要因となります。

特に冬場は入浴前に浴室と脱衣所を暖かくしておく必要があり、
あまり温度の高い湯には浸からない、
浸かっている状態から急に立ち上がらない、
飲酒後の入浴は避けるなどの対策が有効です。

交通事故での死者はここ数年は毎年5000人前後。
それと比べれば1万9千人以上という数字がいかに多いかがわかります。



松江市の認定こども園で、節分の豆を喉に詰まらせて
4歳の男の子が亡くなる事故がありました。
節分の子どもの誤嚥事故は度々起きていて、
消費者庁などは3歳頃まで豆やナッツ類を食べさせないようにとアナウンス、
もう少し年上の場合でもゆっくりと噛み砕くよう指導しつつ
食べることだけに集中させて、
ほかのことをさせないように注意する必要があります。
話しかけたり、肩を叩いてみたりするのも危険です。
クルマの中で食べさせるのもやめましょう。
ブレーキなどで息を吸い込んだ際に誤嚥が起きることがあります。
節分においては、豆まきの豆を全て拾って片付けて
小さな子どもが口に入れないようにしてください。

子どもは成長するにつれ、
臼歯で食べ物をすりつぶして飲み込むことができるようになります。
小さい子どもの場合、臼歯がないか機能が充分でない場合が多く、
また、小さい子どもの気管支は細いため詰まりやすいです。

人間の体はよくできているように見えて、
設計者がいるとすれば、
なぜこんな風になっているのだろうかと疑問に思うこともあります。

 


こちらは嚥下障害についての解説ビデオです。
食べ物も空気も途中までは同じ経路ですが、
喉頭蓋の部分で分かれます。
食べ物が入ってきた時には喉頭蓋が気管を塞ぎ、
食べ物を食道のほうへと進ませます。
気道に食べ物が入ってしまうのは
喉頭蓋が気道を塞いでいないのに食べ物がやってきた時、
食べ物がやってきたのに
喉頭蓋が気道を開けている時です。

子どもは口腔を含めた嚥下機能が未熟で、
異物が気道に入ったときに起きる「むせ」の咳反射力も弱いため、
異物を外に吐き出すことができない場合があります。
防げる事故死は極力防いでいく必要があります。
特に身近に小さなお子さんがいらっしゃる方は
注意してください。
 


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