前回、新型コロナウイルス関連で、
迷惑な"専門家"たちなどのお話をお書きしましたが、
岡田晴恵白鴎大学特任教授や
上昌広久医師、住英二医師の名を挙げましたが、
池袋大谷クリニック院長の大谷義夫医師も挙げておくべきでした。
彼も以前からメディアでの露出が多く、
感染症予防などで至極真っ当な発言をされていたと思っていましたが、
この件で大きく株を下げた一人です。
岡田氏と同じ、希望者全員にPCR検査をと述べていて、
ただ、昨日あたりからやや軌道修正したのか、
自分はそんなことは言っていない、としたい様子。
「治療のための検査」と言っていたことにしたいようです。
ワイドショーの中でも特にテレビ朝日系「モーニングショー」が酷いです。
脳の中が「自分は正しい」と根拠のない自信に満たされている玉川徹もいますし。
TBS系「サンデーモーニング」も酷い番組の代表格です。
岡田氏が
「感染研OBによる研究成果囲い込みのためにPCR検査がされない」
と発言した件で、1日付け、その感染研から反論の脇田隆字所長の名で
反論が掲載されました。
新型コロナウイルス感染症の積極的疫学調査に関する報道の事実誤認について
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2484-idsc/9441-covid14-15.html
理路整然且つ丁寧な文章で怒りを表現している見本のような内容です。
怒り心頭に発すというレベルかもしれません。
岡田氏はどう落とし前をつけるのでしょうか?
世の中をデマで騒がし、国立感染症研究所の名誉を傷つけました。
おそらく、彼女が語ったデマを今でも信じている人が相当数いることでしょう。
だいたい、囲い込んだ上での成果なら、
論文にするのでしょうが、それはどこにあるのでしょうか?
これから発表するにしても、そんなものを発表すれば
大騒ぎになりそうなものです。
岡田氏の肩書きも微妙なところで、
特任ですから、正規雇用ではないでしょうし、
実際に特任の肩書きで名誉職のような方もいます。
医学博士ですが、医師ではありません。
国立感染症研究所ウイルス第三部研究員だった経歴があり、
専門分野には感染症学、公衆衛生学、児童文学が掲げられています。
専門家かといえば専門家ですが、
「私が専門家です!」と言い切れるかどうかは微妙かもしれません。
どんな肩書きの人が語ろうと内容がアレですので
トンデモなのは間違いありませんが。
本日、ジャーナリストでもある村中璃子医師が「ミヤネヤ」で
希望者全員に対するPCR検査ができない、無用であることを主張されました。
さすが、現在も子宮頸がんワクチンのデマと戦っておられる先生です。
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さて、学校が休校となり、
子どもたちが自宅にいる時間が増えているお宅も多いかと思います。
その時間をどうするかという問題もありますが、
社会的不安が募っていきますと、
子どもたちのこころの状態にも気を配る必要が出てくるかもしれません。
9年前の震災からしばらくがそうでした。
あの時はテレビは震災一色でしたし、
芸人たちも「笑いで日本を元気に」なんて言える空気でもありませんでした。
そんなものばかりを見せられる子どもたちのこころの問題が懸念されました。
芸能事務所ホリプロダクションは、
YouTubeにおいて、所属の俳優さんや声優さんなどで
「よみきかせ日本昔ばなし」を公開しました。
今、「ちびまる子ちゃん」の公式YouTubeチャンネルである
「ちびまる子ちゃんねる」では、100話分が無料公開されています。
https://www.youtube.com/channel/UCBqA04GYbwNh_oP6tJEvYuw
子どもだけではなく、おおきなおともだちもよろしいかと思います。
子ども関連では日本小児科学会からわかりやすいQ&Aが公表されています。
新型コロナウイルス感染症に関するQ&Aについて
http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=326
WHOの調査報告書によるデータでは、
感染者のおよそ80%は症状が比較的軽く、
肺炎の症状がみられない場合もあり、
重症患者は全体の13.8%、
命に関わる重篤な症状の患者は6.1%、
致死率は3.8%となっています。
ただ、致死率が武漢で5.8%であるのに対し、
その他の地域では、0.7%となっています。
インフルエンザの場合、0.1%程度ですので
それよりは要注意というところですね。
私の想像よりも大きな数字ですが、
それでも、ほとんどの患者が回復しています。
マスコミなどが伝えるのは感染者数ですがね
それは累積です。回復者が多いということの認識が必要です。
日本での致死率はもっと低いでしょうし。
なお、19歳未満の感染者は全体の2.4%となっています。
現在、学校以外でも様々な経済活動が制限されています。
政府がどう考えているのかはわかりませんが、
今は耐えられるにしても、
こんな措置をひと月も続けることは不可能です。
リスクをゼロにすることは不可能です。
各自、感染予防、感染拡大予防に努めることを前提に、
政府は従来の経済活動の再開を推奨すべき時について
よく考えておくべきでしょう。
今週で感染者数増はピークアウトという予測もあります。
期待しましょう。