9月入学制度制の「議論」に時間を割くことに反対 -新型コロナウイルス-
関西の毎日放送では
「一部の地域を除き」の「一部の地域」として、
「JIN-仁-」の再編集版「JIN-仁- レジェンド」が放送されませんでしたが、
先日より、放送が開始され、
本日、午後にも放送されます。
今日は13:54 - 17:00、明日は13:55 - 16:50、
明後日は13:55 - 16:50となっています。
以降があるのかないのかもよくわかりませんが、
10日日曜昼の放送は確認しました。
ドラマ - 【MBS】毎日放送
https://www.mbs.jp/drama/
今後はこちらの「今週のドラマ番組」で確認できそうです。
さて、東京都や大阪府知事などから学校制度の入学を
4月から9月に改めるべきだという意見が上げられています。
政府も「前広に検討」としているようですが…
ここまで休校が続いており、
その策として9月から開始にしてしまえば、
この休校の期間のカリキュラムの遅れはなかったことになりますので、
それで解決でき、さらに世界との違い、
多くの国が9月始まりの学校制度で、
留学に行く、留学に来るのいずれの場合も、
日本は空白期間が生じることの解決策として、
かねてより、その意見がありました。
ここで仕切り直し、一気に解決してしまおうというのが、
今回の意見であろうかと思います。
小池、吉村両知事は「システムを変えるきっかけに」
「実現するならこのタイミング」などと言っています。
昨日の朝日放送「正義のミカタ」でもこの議論がありました。
元厚生労働省医系技官で、
米国CDC多施設研究プロジェクトコーディネイターも経験された
木村盛世医師は
秋まで学校再開を引き延ばせば冬に感染爆発する可能性が
インフルエンザの流行と重なれば非常に危険
などとしていました。
いずれ社会活動を本格的に再開しなければならない私たちは、
新型コロナウイルスに対する免疫を獲得する必要があります。
今は患者数が多く無理ですが、
今後の医療崩壊を防ぐためには、
徐々に免疫を獲得していくべきでしょう。
免疫を獲得するためには、このウイルスに曝露、感染するか、
ワクチンを接種する必要があります。
本当にワクチンができるかどうかも不明で、
どれだけ希望的観測を用いたとしても、
9月に実用化できている見込みはないでしょう。
若い世代の重症化例が少ない新型コロナウイルスですから、
学校再開はほかより早くてもいいかもしれません。
遅らせれば遅らせるほど、
子どもたちに免疫獲得の機会を少なくさせることになります。
9月まで休校、9月再開なら、
インフルエンザの流行が心配されることもあり、
今年度は一切の登校を禁止するぐらいでないと、
危険ではないかと思います。
秋から冬に流行するインフルエンザは
子どもたちに多くの重症例があり、
死亡例も新型コロナウイルスとは比較になりません。
秋、冬に小児以外を含めた新型コロナウイルスの患者も加わり、
医療崩壊が起きやすくなります。
私が思うのは、今はとにかく大変な時期で有事だということ。
この有事であることを利用して、
自説を通し、制度を変えさせようというというのは間違いです。
入学、学年を何月からとするかというのは、
進学、就職などにも大きく関わり、
一朝一夕に改められるものではないでしょう。
時間に追われ問題山積の中、
丁寧な議論ができるとは到底思えませんし、
そんなことに時間を割くべきではありません。
私は3月の参院予算委員会で
「時間が余ればコロナ対策もやります」などと言い、
「桜」を優先した野党議員を軽蔑してきました。
そこまでではないにせよ、
今、この機会を捕らまえて好機とばかりに
意見を通そうとする発想が信じられません。
今年度の児童、生徒、学生の学習をどうするのか、
そちらの議論を行うのであればいいのですが、
本来、異なるテーマである問題を、
ここぞとばかりに主張してくるのは違うはずです。
言葉を選ばなければ、火事場泥棒、
どさくさまぎれと言ってよいかと思います。
新型コロナウイルスへの対応で、国も自治体も手一杯です。
この状態で国のシステムまで変えるような大規模な制度設計は不可能です。
私はこの件は立ち消えになると見ていますが…